内科・皮膚科・アンチエイジング・栄養学に精通した著者の馬渕知子医師が、日常的に飲まれている「コーヒーとビール」に秘められた驚くべきパワーと、それを最大限に活かす「正しい飲み方」を解説した一冊『朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる』。この記事では本書から一部を抜粋して紹介します。今回のテーマは『コーヒーはカラダに良い、ビールはカラダに悪いという常識を疑え。』
コーヒーはカラダに良い、ビールはカラダに悪いという常識を疑え。
「コーヒーとビール、体にいいのはどっち?」
こう尋ねると、大抵の人は「コーヒー」と答えます。コーヒーには、頭を覚醒させる力や利尿作用があり、ダイエットにも適している、というのが大方の理由です。それに引き換え、ビールは太りやすいし、尿酸値が上がって痛風の原因になる、というような答えが返ってきます。すべてが完全に間違っているわけではありませんが、この認識だけではNGです。
確かにコーヒーには、目を冴えさせる覚醒作用や脳機能の活発化をサポートする働きがありますが、飲むタイミングを間違えれば、逆効果を生みます。利尿作用に関して言えば、コーヒーよりもビールの方が上だと言っても良いかもしれません。
また、ビールを飲むと痛風になると言いますが、単にビールを飲んだからといって痛風になるわけでもありません。痛風というのは、尿酸値が高い状態に脱水や酸化反応というものが加わって発症するものであり、「ビール=痛風になる飲み物」ではないのです。
「コーヒーはダイエットに適しているから」と、濃いブラックをがぶ飲みする人を見かけることもありますが、空腹時のブラックコーヒーは胃炎などの原因になりかねません。
このように、コーヒーもビールも「良い面」もあれば「悪い面」もあるのです。知らないこと程の罪は無いなどと言いますが、コーヒー&ビールの正しい常識を知らなければ、それが健康被害や仕事所でのミスになることも考えられます。逆に正しい常識を持っていれば、日常生活の強い武器になるということでもあります。
まずはできるビジネスマンの基本として、コーヒー&ビールに対する常識が正しいか直ぐに再確認するべきでしょう。
『朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる』(馬渕知子/クロスメディア・パブリッシング)
この本では、コーヒーとビールに秘められたすごいパワーを明らかにするとともに、単なる嗜好品として味わうのではなく、パフォーマンスの最大化を可能にする、二重の意味で「うまい飲みこなし方」をお伝えします。想像してみてください。大好きなコーヒーとビールを美味しく楽しみながら、疲れやストレスを除くことができるのです。仕事もプライベートも絶好調!この本を読み終える頃には、きっとそんな毎日を手に入れているはずです。