Skypeが1対1のビデオ通話機能にビデオコーデックVP8のサポートを追加した。Googleの製品マネージャーJohn Luther氏によると、ビデオ通話において双方が現在Windows向けに提供されている「Skype 5.5」を使用している場合、ビデオストリーミングがVP8でエンコードされる。

WebMプロジェクト発表時にWebM支持を表明したSkypeは、昨年11月にグループビデオ通話(Windows、Mac)でVP8をサポートし始めた。現在Skypeが最も力を入れている1対1のビデオ通話にサポートが広がったことで、ユーザーがVP8に触れる機会が飛躍的に増える。

VP8は、Skypeのようなリアルタイム・アプリケーションに適したWebビデオ向けのビデオコーデックだ。Luther氏は「データコントロールの改善、エラーコンシールメント(パケット損失時でもビデオフレームを補正して画質を維持)のような機能追加で、より良いものになっている」とアピールしている。