ソニーは8日、Sandy Bridge世代のIntel Coreを搭載、映像品質にこだわった3D立体視への対応が特徴の16型ノートPC、「VAIO F」シリーズ2011年春モデルを発表した。3D技術は、ソニーの液晶TV「ブラビア」と同等の高度な仕組みを採用している。発売日は3月19日。店頭モデルの予想価格は250,000円前後、オーナーメードは194,800円から。

「VAIO F」シリーズ2011年春モデル

3D立体視の方式はフレームシーケンシャル表示方式で、付属のアクティブシャッターメガネを用いて視聴する。独自の4倍速技術(液晶は240MHz)とバックライト制御技術を組み合わせ、右目用・左目用の映像が画面上で混在する"クロストーク"を低減している。さらに、左右の映像の切り替えの間に黒画像を挿入することで残像を防ぎ、画面上に右目用あるいは左目用の映像が正しく表示されているコマのみバックライトを点灯することで、より"クロストーク"を抑え、クリアな3D映像を実現している。ほか、地デジなど、2D映像ソースの擬似3D変換も可能だ。

液晶TV「ブラビア」で採用された"モノリシック"コンセプトのボディデザインも特徴

店頭モデル(VPCF219FJ/BI)の主な仕様は、ディスプレイが16型フルHD(1,920×1,080ドット)LEDバックライト液晶、CPUがIntel Core i7-2630QM(2.0GHz)、チップセットがMobile Intel HM65 Express、グラフィックスがNVIDIA GeForce GT 540M 1GB、メモリがDDR3-1066 SO-DIMM 4GB(2GB×2)、ストレージがSATA 5400rpm HDD 640GB、光学ドライブがブルーレイ(DVDスーパーマルチ機能搭載)。TVチューナーは地デジ×2基。OSはWindows 7 Home Premium 64bit。

主なインタフェースは、IEEE 802.11b/g/n、GigabitEternet、Bluetooth 3.0+HS、USB 3.0×2、USB 2.0×1、IEEE1394×1、HDMI×1、D-Sub×1、オーディオ入出力、メモリーカードスロット、131万画素Webカメラ。本体サイズ/重量は約W398.5×D271.5×H35~45mm/約3.2kg。バッテリ駆動時間は付属の標準バッテリで約2.5時間、別売りの(S)バッテリで約2.5時間、同(L)バッテリで約4時間。

VAIOオーナーメードでは、CPUをIntel Core i7-2820QM、メモリを最大8GB、ストレージを512GB SSDなどへと強化でき、付属アプリケーションの追加などもできる。