台湾Digitimesの12月8日(現地時間)の報道によれば、7日(米国時間)に発表されたChrome OS搭載のテスト機「Cr-48」を製造する台湾メーカーのInventecが、すでに6万台の同Chrome OSネットブックを出荷したことを認めたという。Cr-48はテスト機のため一般販売されるものではないが、Googleがどの程度の規模でパイロットプログラム実施を考えているかの目安になるだろう。

「Cr-48」

Googleは、Chrome OSを搭載したOEMマシンの登場時期を2011年半ばと、当初の半年後に遅らせているが、Digitimesによれば大手から登場するマシンの多くは2011年前半には登場することになると見込んでいる。Chrome OSの発表会では初期のローンチパートナーとしてAcerとSamsungの名前が挙がっていたが、AcerについてはQuanta Computerと共同で10.1インチのAtom N550を搭載したChrome OSネットブックを開発しているという。Wi-FiとBluetoothを搭載するが、3G対応は不明。なお、Acerはこの分野が大きくコンシューマに受け入れられるとは予測しておらず、既存のPCへの依存を変えるのは難しいと判断しているようだ。また同じくGoogleがタブレットマシン向けにリリースするAndroid 3.0 "Honeycomb"は2011年第1四半期の登場見込みだという。