毎日コミュニケーションズは11月29日(月)、パソコン総合誌「PCfan1月号」を発売する。

「PCfan1月号」(11月29日発売、特別定価: 780円)。表紙のモデルは溝口真央(みぞぐちまお)さん

第1特集は人気企画の「最新BIOS 完全攻略ガイド」。BIOSとは、CPU、メモリ、HDDはもちろんのこと、キーボードやマウスに至るまで、PCを構成するさまざまなパーツを制御するための重要なプログラムである。特に自作PC向けマザーボードのBIOSは、基本的に全項目が英語で表記されているため、BIOSに苦手意識を持っているユーザーも多いことだろう。本特集ではPC起動時の動作をカスタマイズしたり、電源管理の設定を見直したり、さまざまな独自機能を検証したりしていく。

「BIOSの設定が初期状態のまま……というのは、非常にもったいない話。なぜなら、BIOSのチューニングで使われていなかった機能が利用可能になったり、パーツの性能が最大限に引き出されたりすることが少なくないためである。BIOSの設定メニューには、さまざまな可能性が秘められているのだ!」(第1特集より)

BIOS設定メニューの表示方法から細かなチューニングテクニックまで解説。"初回起動時の設定"では各種デバイスの情報や動作モードを確認できる。ストレージが正しく認識されているか、メモリの容量が正しく表示されているか、チェックしておきたい

特別付録には、緊急時にバッテリ充電が行える「USBポート付きチャージャー」を用意。これは別売りの単3形乾電池をセットすることで、USBバスパワーが得られるというアイテムだ。デジタルオーディオプレイヤーやポータブルゲーム機など、USBバスパワーを使って充電できるデバイスが増えてきたが、ノートパソコンのバッテリを消費することになるため、抵抗感は大きいだろう。「USBポート付きチャージャー」を使えば、ノートパソコンのバッテリを消費しなくてもポータブルデバイスへの充電が行える。本体サイズはW33×H17×D78mmとコンパクト。いざというときのためカバンに入れておきたい。

PCfanオリジナルの「USBポート付きチャージャー」。単3形乾電池をセットすれば、各種ポータブル機器にUSB経由で充電できる。なお、iPadのように給電時に高い電流容量が必要となる製品、また一部のスマートフォンは充電残量状態や機種によって給電できないので要注意

PCのカスタマイズテクニックを厳選して紹介する「パソコンの裏ワザ&便利ワザ」特集。ここではOSの設定をチューニングしたり、フリーソフトを導入したりすることで、パソコンのパフォーマンス向上を目指す。高いソフトやハードを導入すれば、確かにパソコンをパワーアップできるが、あまりお金はかけたくないというユーザーは、ぜひともチャレンジしてほしい。

計40個のテクニックを紹介。「ごみ箱」を使ったファイル管理方法や、自分専用にこっそり使うためのブラウザなど、ユニークな便利テクニックを解説している

「最新Android端末 徹底研究」特集では、「Android」を搭載したスマートフォンにスポットを当てている。日本のスマートフォン市場ではiPhoneが大きなシェアを占めているものの、後発のAndroidにも多種多様なアプリが開発されており、スマートフォンの可能性は一気に広がってきた。

また、地デジ対応パソコンの真の実力は、録画したあとにこそ発揮されるといえる。イマドキのPCならダブル録画やAVC録画はお手のもので、録画番組をBDにダビングしたり、携帯電話で持ち出したり、家庭内で配信したりすることが簡単に行える。「メーカーPC 地デジアプリ活用ガイド」特集ではそうした録画後の楽しみ方を提案している。

ウィンドウズPCがさまざまなメーカーから発売されているのと同じように、Android搭載スマートフォンも多様なメーカーから登場している。そのハードウェアの特徴や、OSによるバージョンの違い、携帯電話との使い分けなどを多角的に検証

録画した番組データの活用方法をメーカー別に解説する特集。テレビ放送が完全デジタル化の時代を迎えるにあたって、パソコンもデジタル放送への対応を大きく推進。パソコンの性能自体の向上に加え、PCメーカーによるデジタル放送の扱いがこなれてきた

AMDの"第2世代"DirectX 11対応GPU「Radeon HD 6850/6870」や、NVIDIAから登場した「Fermi」アーキテクチャのフルスペックGPU「GeForce GTX 580」については、基本的なスペックやベンチマークテストを掲載している。

そのほか、最新の「MacBook Air」の使い勝手を検証。11インチモデルと13インチモデルの比較や、その使い勝手に迫る。

ハイエンドクラスの性能を保持しつつも高いコストパフォーマンスを実現する「AMD Radeon HD 6800」シリーズ。また、CUDA Coreをフルに利用できるウルトラハイエンド「NVIDIA GeForce GTX 580」。それぞれのポイントを詳細にまとめた

Macとしては史上最小・最軽量ノートとなる「MacBook Air」。ライターが1カ月使い倒したところ「シャットダウンを行う回数が激減した」とのことだった