KDDIとKDDI研究所は6月23日、携帯電話と映像配信システムを連携させ、個人の状況や嗜好に応じて各種情報提供を行う「次世代パーソナライズド情報提供システム」を開発したことを発表した。

同システムはAndroid搭載のタッチパネル式スマートフォンを端末として利用。同社が開発した「状況推定技術」と「嗜好推定技術」によって、時間や位置、コンテンツの視聴履歴などをもとに、利用シーンに適した「おすすめ情報」などがタイムリーにユーザーに提供されることになる。

同システムによってユーザーの端末に提供されるのは、放送中の番組、放送予定の番組、ビデオ・オン・デマンドなどの「おすすめコンテンツ」で、放送予定の番組は、スマートフォンから録画予約が可能となる。

また、時刻や位置情報をもとに付近の飲食店情報などを提供。クーポンや地図などが表示されるようになる。さらに出発地と目的地の自動入力による列車の経路検索が可能になるほか、(推定された)目的地の天気予報を自動で表示することもできるという。

「次世代パーソナライズド情報提供システム」が動作する仕組み