米Googleは4月20日(現地時間)、「Local Business Center(LBC)」を刷新し、名称を「Google Places」に改めた。

LBCは、各種ビジネスがGoogle検索またはGoogle Mapsのローカル検索サービスに自社の情報を登録できる無料ツールだ。リスティング情報の表示回数や、自社のリスティングにたどりついた検索ユーザーの行動や特徴などをユーザーがリサーチできるダッシュボードも用意されている。

場所から名所やビジネスの詳細情報にアクセスするPlace Pages

昨年9月にGoogleは「Place Pages」という、Google Maps上で、都市、名所、ランドマーク、駅、ビジネスなどの様々な情報を集約して検索ユーザーに提供するサービスを開始した。レストランや小売店などのビジネスはLBCを通じてPlace Pagesを利用することで、住所/ 電話番号/ サイト情報、営業時間、写真、動画、クーポン、製品説明などをGoogle Mapsユーザーに効率的に提示できる。Google Placesは、このPlace Pagesとの連係をよりシンプルに提供するツールになる。LBCを引き継ぎ、また以下のような機能・サービスを備える。

QRコード付きのステッカー

  • サービス地域:ピザの出前、配管修理、ピアノの調律など、出張サービスを提供するビジネスがサービス提供地域を指定。

  • 新たなタグ広告地域:Placesユーザーは月額25ドルでタグの購入が可能。リスティング情報を目立たせる広告効果が期待できる。サービス提供地域にオースチン、アトランタ、ワシントンDCが追加された。

  • 写真撮影:写真家による写真撮影を一部の地域で無料提供。

  • QRコード:スマートフォンや多機能携帯からPlace PageにアクセスするためのQRコードを提供。

  • Favorite Places:QRコード付きのステッカーを提供するプログラム。現在、第2ラウンドで米国の50,000ビジネスにステッカーを配布中。