NECおよびNECアクセステクニカは、2.4GHzの周波数帯を使用する802.11b/g/nと、5GHzの周波数帯を利用する802.11a/nを同時に利用可能な無線LANルーター「AtermWR8700N(HPモデル)」(以下、AtermWR8700N)を発表した。出荷開始は2月中旬で、店頭予想価格は13,000円前後となっている。
USB 2.0接続の子機「AtermWL300NU-AG」やイーサネットコンバータ子機「AtermWL300NE-AG」をセットしたモデルもあり、「AtermWL300NU-AG」セットモデルの店頭予想価格は16,000円前後、「AtermWL300NE-AG」セットモデルの店頭予想価格は20,000円前後となっている。
子機は単体販売もあり、「AtermWL300NU-AG」の店頭予想価格は7,000円前後、「AtermWL300NE-AG」の店頭予想価格は12,000円前後となっている。
なお、セットモデルは2月下旬、子機単体は3月上旬より出荷される。
AtermWR8700Nは高性能アンテナを内蔵し、200m離れた場所で50Mbps以上、350mの場合、40Mbps以上という高速通信(いずれも障害物がない場合)を可能にするハイパーロングレンジモデル。
802.11b/g/nと802.11a/nの同時利用はAterm初で、これにより、ひかりTVなどの映像配信サービスを利用する場合は5GHz帯を利用し、PCやゲーム機などは2.4GHz帯を利用するといった同時アクセスが可能になる。また、映像配信サービス向けに「TVモード」を新たに搭載。動画のスムーズな再生をサポートしている。なお、「AtermWL300NE-AG」セットモデルでは、出荷時にTVモードに設定されている。
そのほか、AtermWR8700Nには新たにUSB 2.0ポートを搭載。このポートに外付けハードディスクを接続することにより、簡易NASとして利用することも可能だ。また、環境に配慮した「ECOモード」機能と「LANポート自動節電」機能を搭載する。
AtermWR8700Nのインタフェースは、WAN×1、LAN(1000BASE-T対応)×4、USB 2.0×1で、外形寸法はW35×D128×H160mmとなっている。一方、イーサネットコンバータ子機のAtermWL300NE-AGは、インタフェースがLAN(1000BASE-T対応)×2、外形寸法はW34×D133×H98mmとなっている。
USB子機AtermWL300NU-AGの対応OSは、Windows 2000 Professional、Windows XP、Windows Vista、Windows 7で、Windows 7のみ64ビットに対応している。