DT-5300シリーズ

カシオ計算機は26日、非接触ICカードの読み取り機能を搭載した業務用PDA「カシオペア DT-5300」シリーズのラインアップに、HSDPA対応のW-CDMAモジュールを内蔵したモデルを追加した。12月25日より順次発売する。

カシオペア DT-5300シリーズは、3.7型ディスプレイを搭載した業務用PDA。優れた耐環境性能に加えて、FeliCaやMifareなどの非接触ICカードの読み取り機能を搭載する点が特徴。

今回ラインナップに加わったのは合計12モデル。すでに発売されている同モデルの特長を継承しながら、下り最大7.2Mbpsの高速データ通信(HSDPA)に対応したW-CDMAモジュールを内蔵した。対応する通信事業者はNTTドコモ対応モデルとソフトバンクモバイル。対応通信キャリア、スキャナの種類、カメラの有無などで、モデル名が異なる。

各モデルの対応サービス一覧

通信モジュールを搭載したことで、訪問先でオフィスのサーバー内にあるデータを参照したり、読み取ったバーコードやGPSによる位置情報などをオフィスに送信することが可能となった。

OSは、Windows Mobile 6.5 日本語版を採用。CPUはMarvell PXA320 624MHz、本体メモリはRAM128MB、FROM256MB(ユーザー領域:約150MB)。寸法・重量は約78×159×32mm(突起部は含まず)・約335g。