グーグルは10月19日、エンタープライズ向けアプリケーションの乗り換えキャンペーン「Go Google」を同日より開始することを発表した。

Go Googleは、Google Appsのメリットを企業ユーザーに理解してもらうことを目的としたキャンペーン。全世界で同時に展開し、オンライン広告のほか、屋外広告の掲示も行う。

屋外広告の設置場所については、基本的に各都市1箇所に限定。国内では品川駅構内におよそ高さ2m、横6mの巨大なメッセージボードが約1ヶ月間設置され、平日は毎日メッセージが変更される。その模様はTwitterでも公開されている

品川駅構内に設置されたGo Googleキャンペーンのメッセージボード。上は、本日掲示された初日(Day1)のもの。メッセージは、現在の企業システム/アプリケーションに対する噂や愚痴をつぶやくようなかたちがとられ、平日変更される

グーグル エンタープライズプロダクト マーケティングマネージャーの藤井彰人氏は、Google Appsの実績について、「全世界ですでに200万社以上の企業で導入されているほか、600万人以上に及ぶ教育機関のユーザーを抱えている。現在でも、導入企業の数は増え続けており、毎日3000社以上が導入に踏み切っている」と説明。加えて、「年間90以上の新機能を随時リリースしており、その中には翻訳機能やJavaScriptによるカスタマイズ機能といったインパクトの大きいものも含まれている」(藤井氏)と補足し、常に最新の機能が利用できるうえ、ソフトウェアのアップデートなどの作業が不要であることを強調した。

今回のキャンペーンでは専用のWebサイトも設置される。そこでは、情報システム部門らにGoogle Appsを勧めるメールを送信するユーモラスな機能や、Google Appsの紹介動画などが提供されているほか、特製Tシャツ/ステッカーなどが当たるプレゼントキャンペーンも実施されている。

Go GoogleキャンペーンのWebサイト

また、グーグルは同社の技術を紹介するカンファレンス「Google Enterprise Day(以下、GDE) 2009 Tokyo」を11月4日に開催することを改めて発表。GDEは、ユーザー企業のCIOや情報システム部門を対象とした技術カンファレンスで、今回は日本科学未来館にて開催される。同会場で500名が参加できるほか、秋葉原、大阪、小倉、名古屋などにあるパートナー企業にサテライト会場が設置され、そちらでも合計500名が聴講可能。さらにUSENによるオンライン中継も予定されている。