2023年に創業111周年を迎えたシャープ。記念すべき節目の年、自社単独としては初の大規模な技術展示イベント「SHARP Tech-Day」を開催します。
期間は2023年11月10日(金)から12日(日)までの3日間。会場の東京ビッグサイト(東京都江東区)には大きく分けて4つのゾーンが用意され、それぞれでシャープの最新技術が光る製品やサービスを体感することができます。
今回は「SHARP Tech-Day」の魅力を一挙にご紹介!一般の方や学生、ファミリー層まで、誰でも楽しめる秘密に迫ります。
最新技術が目の前に!4つのゾーンには驚きとワクワクがいっぱい!
「SHARP Tech-Day」のテーマは「Be a Game Changer – Game-changing technologies transforming our future –」。シャープの最新技術で実現される近未来の世界を、誰もが楽しみながら体験できるイベントです。
会場では「Smart Living」「Smart Industry」「Smart Cities」「Sustainability」の4つのゾーンに分かれ、シャープの最新技術が近未来の暮らしや働き方にどのようにつながるのかがわかりやすく展示されています。
ここからは4つのゾーンについて、詳しくご紹介しましょう。
Smart Living
-AIなどにより暮らしをより豊かに、快適に-
AIやXR(クロスリアリティ)※により、家庭内のさまざまな悩みを減らしつつ、暮らしをより快適かつ豊かにする技術を体験できます。
※「VR(仮想現実)」「AR(拡張現実)」「MR(複合現実)」など、現実世界と仮想世界を融合する先端技術の総称。
低騒音化と大風量化の両立をかなえるヘアドライヤーや、ノイズを大きく低減した掃除機は、使用する場所と時間を選ばない静かさ。
調理時間を大幅に短縮し、手間のかかるメニューも平日にささっと作れる高速オーブンも展示。時短を実現しながらも仕上がるおいしさを試食可能です。
また、技術に関する質問に答えてくれる「AIアバター解説員」にも注目。
Smart Industry
-RXにより多様な働き方を賢く支援-
RX(ロボティクス・トランスフォーメーション)により、多様な働き方を賢く支援し、より迅速で効率的な産業に導く技術を体験できます。
XRグラスをかけると視界に言語や補足情報が浮かび上がってくるのは、まるでSFのよう。
また、匂いを探知して検定するAI技術は、これまでソムリエしかできなかったワインや香水などの品質管理を容易に。会場では、このAI技術を用いたワインの銘柄当てデモンストレーションが実施されます。
そして、収納効率は人力と比較して大きく向上するといわれる、高さ5メートル以上の迫力の高層スタッカーロボットも必見です。
Smart Cities
-AIによる運転制御など、生活に安心と安全を-
AIによる運転制御や、災害発生時に役立つ技術など、生活に安心と安全をもたらす技術を体験できます。
運転席を模したコックピットに乗り込めば、AIが運転の改善点を指導してくれます。
また、一度使った水をろ過して再利用することで大幅に節水できる「極節水洗濯システム」など、災害時に活躍が期待される技術も見過ごせません。
Sustainability
-未来の再生エネルギーの創出や、電力効率の向上で環境問題に取り組む-
未来の再生エネルギーの創出や、電力効率の向上で環境問題に取り組む技術を体験できます。
消費電力がほぼゼロで、何度も書き替えられる電子ペーパーをはじめ、蛍光灯やLED照明の光でもしっかり発電し、電力を供給できる小型の屋内光発電デバイス「LC-LH(Liquid and Crystal Light Harvesting)」などが展示。
エネルギー不足が心配される未来を明るく照らします。
その日だけの特別イベントも!フローチャートで自分に合った楽しみ方を見つけよう!
「SHARP Tech-Day」は、4つのゾーンに加えてイベントも盛りだくさん。メインステージでは、AIやEVにまつわるビジネスフォーラム(10日)を皮切りに、スタートアップセッション(10日・11日)やお笑いライブ(11日・12日)などが開催されます。
他にも、シャープ製品が当たる抽選会(全日)や、社外から募集した映像機器に関わるエンジニアやデザイナーの方々たちがテレビの新しい価値を考えるハッカソン「Future AQUOS Hackathon in SHARP Tech-Day」(12日結果発表)、就活生がシャープグループの若手スタッフにキャリア形成や働き方について相談できる交流会(全日)なども。
ただ、「これだけコンテンツが豊富だと、どのエリアに行けばいいかわからない……」と迷ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。そんな方は、下記のフローチャートでおすすめのエリアを診断してみてください。
技術を結実させ、近未来を現実のものに。「SHARP Tech-Day」にかける想い
このようにシャープの最新技術を間近で体験できる「SHARP Tech-Day」ですが、そこには並々ならぬ想いが込められています。
CTOとR&D担当を兼任し、研究開発本部長も務める常務執行役員の
これからのシャープの成長を託す最新技術と、それらが使われる具体的な近未来のシーンが展示されていることが『SHARP Tech-Day』の最大のポイントです。 |
種谷さんは自信を覗かせますが、シャープにとって「SHARP Tech-Day」は、従来の商品展示とは一味違う初めてのイベントです。それだけにすべてが手探りの状態で、開催直前まで試行錯誤は続いたといいます。
さまざまな技術を単に羅列するだけでは『なんか、すごいね』という漠然とした感想で終ってしまいかねず、私たちが目指す近未来の方向性が伝わらない可能性があります。 そのため、ストーリー性を持たせて技術を紹介し、人々の暮らしや働き方が現状より良くなることが実際にわかる体験型の展示を多く並べるようにしました。 |
その中で、どの技術がゲームチェンジを起こし得るものなのかどうかを慎重に見極めながら1年近くかけて何度も取捨選択を行い、近未来の新しい世界観を丁寧に作り込んでいったそうです。
例えば、展示の目玉のひとつがAIです。今やAIの認知は拡大していますが、まだまだ生活に根づいているとはいえません。 しかし、ネットワークにつながった家電を提供している私たちなら、誰もがAIを気軽に活用できる環境を整えられるのではないかと考えています。 |
そのうえで欠かせないのが「エッジAI」なのだとか。「エッジAI」とは、ユーザーの近いところで処理を行うAIのこと。人に寄り添うシャープは、家電を使う人がまさしく人間と対話しているかのようなコミュニケーションを実現すべく、レスポンスの早さにこだわりながら「エッジAI」の開発に注力しているのです。
種谷さんは「人の個性に合わせた話し方で答えるAIを現地で体感してほしい」と力を込めました。
人間は質問に答えるとき、すべての回答を頭の中に用意してから話し始めることはしませんよね。まずは反応する。AIもそうあるべきだと思うのです。 簡単な質問には即座に答え、難しいものに対してはビッグデータに問い合わせながら自分の考えを交えて回答を生成していく。そんな『エッジAI』を家電に搭載できれば、冷蔵庫や電子レンジを通してAIに助けられたりサポートしてもらったりする日常が、当たり前の光景になっていくことでしょう。 |
この「エッジAI」を含め、展示には開発途中の独自技術が多々あります。出し惜しみをしない姿勢からは、描く近未来を現実のものとしようとする本気度が垣間見えました。
自分たちだけでは、技術はなかなか発展していきません。ユーザーさまから率直な感想をいただいたり、外部の協力会社さまと共同開発を進めたりすることで、より良いものに結実するケースも少なくないのです。 ご来場者さまからいただく刺激をきっかけにしてスピードをさらに上げて、近未来のビジョンを1日でも早く達成させられるように全社で取り組んでいきます。 |
来場者に対して「ぜひ、ご意見を」と呼びかける種谷さん。「来場者の皆さまのご意見が製品やサービスに採用され、近い将来、自慢していただけるかもしれません」と笑いました。
誰もが楽しめる「SHARP Tech-Day」で、近未来を感じよう!
数年後にお披露目されるかもしれない製品やサービスの“種”が一堂に会する「SHARP Tech-Day」は、シャープファンならずとも必見のイベントです。ここでしか体験できない展示の数々には、111周年を迎えて前例のない新たな挑戦に向かおうとするシャープの決意が随所に表れています。
3日間という限られた期間にだけ広がるのは、年齢や性別、国籍を超えて、誰もが楽しめること間違いなしの近未来。東京ビッグサイトに足を運び、驚きとワクワクに満ちあふれたひと時をお過ごしください。
2023年にシャープは111周年を迎えます。
Photo:Asami Endo
[PR]提供:SHARP