クラウドコンピューティングは、サーバーなどを購入する初期投資が不要な点や、拡張性の高さが評価され、今や広く普及している。しかし、多くのメリットがある一方、エンドユーザーから離れた場所でデータを処理するために発生するレイテンシ(通信の際に発生する遅延)や情報漏洩のリスクなどが課題視されているのも事実だ。そうした課題を解消する方法として近年、注目を集めているのが「エッジコンピューティング」である。 エッジコンピューティングは、コンピュータネットワークの周縁(エッジ)でデータ処理を行う技術だ。下記のリンクからダウンロードできる資料では、エッジコンピューティングのメリットや、その真価を引き出すサーバーレスコンピューティング環境「Compute@Edge」についてまとめられている。本稿ではその一部を紹介しよう。

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・エッジのメリット
~エッジコンピューティングでコストを削減しながらパフォーマンスを向上~
・柔軟で安全なサーバーレスコンピューティング環境
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クラウドの課題を解決するエッジコンピューティング

クラウドコンピューティングが抱える主な課題としては、以下のようなものが挙げられる。

  • レイテンシ:処理するデータ量が増えるにつれてレイテンシが増大し、UX/CXが低下する。
  • 情報漏洩のリスク:多くのデータをクラウド上に保存してインターネット経由で
    アクセスすることになるため、情報漏洩が発生しやすい。
  • ネットワーク負荷:データ通信量が増えると自社のネットワーク帯域を
    圧迫することになり、通信コストも増大する。
  • 限定的なレジリエンス:何らかの原因でクラウドとの接続が遮断されると、
    アプリやサイトが停止してしまう。


一方、エッジコンピューティングでは、エンドユーザー側の端末やその近くに設置したサーバーなどでデータを処理するため、レイテンシを低減できる。また、エッジ側で処理したデータのうち、必要なものだけをクラウド上に送信することで通信コストを下げ、機密情報の漏洩リスクも最小限に押さえられる。万一、クラウドとの接続が切断されても、エッジ側で一部のデータを処理できるため、アプリやサイトは継続して稼働することが可能だ。

エッジコンピューティングの真価を引き出すサ-バーレス環境

こうしたメリットを持つエッジコンピューティングの魅力を最大限に引き出すのが、Fastlyが提供するサーバーレスコンピューティング環境「Compute@Edge」である。

一般に、サーバーレスコンピューティングでは、非アクティブな関数を実行した際に発生するレイテンシや、アプリケーションの移植性の低さなどが課題として挙げられる。しかし、Compute@Edgeの場合、そのリソースは数マイクロ秒以内に利用できることに加えて拡張性も高く、大量のリクエストに対して瞬時にスケーリングして対応できるという。また、WebAssemblyにコンパイル可能な言語を使用し、クラウド間やマルチクラウド環境へのアプリケーション移行も容易に行えるようになっている。

ダウンロード資料では、Compute@Edgeが提供するさまざまな機能のほか、エッジコンピューティングのユースケースなども多数紹介している。エッジコンピューティング、そしてサーバーレスコンピューティング環境に関心がある方は、ぜひ、資料をご一読いただきたい。

ダウンロード資料のご案内

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