昨今の社会情勢の影響でテレワークなどの新しい働き方が普及しつつあるが、それに伴いPCにかかる負荷も増大する傾向にある。オンライン会議やウェビナーの最中に映像が止まったり、マルチタスクで作業している際にPCの動作が重くなったりした経験を持つ人は少なくないのでは?

そのようなトラブルが起こる原因のひとつとして考えられるのが、「メモリ」の容量不足だ。複数のアプリを同時に実行しているとPCのメモリ容量がどんどん消費され、アプリの動作も緩慢になりやすい。

今回は在宅ワークの業務効率アップや快適なPCの動作に欠かせないメモリについて解説していこう。

用途によって必要なメモリ容量は異なる

マイクロソフトによると、Windows 10 64bit版を動作させるのに最低限必要なメモリは2GB以上、10月5日にリリースされたばかりのWindows 11では4GB以上となっている。現在販売されているPCのほとんどは4GB以上のメモリを搭載しており、それだけ見れば最近のPCならWindows 10はもちろん、Windows 11も問題なく実行できるはずだ。

ただし、このメモリ容量はあくまでも「最低限必要」な条件。メモリ消費量の大きなアプリを使用したり複数のアプリを実行したりすると、必要なメモリ容量がPCに搭載されているメモリ容量をオーバーしてしまうことがある。

その場合、WindowsはPCのHDDやSSDの一部を仮想メモリとして使用する。そのためPCに搭載されたメモリ(物理メモリとも呼ばれる)が足りなくなっても、直ちにPCが動かなくなるということは基本的にない。

しかし物理メモリに比べるとHDDやSSDの速度は遅いため、処理に時間がかかったり、アプリやOSの動作が不安定になったりしやすい。それを避けるには、できるだけ物理メモリに余裕を持たせておくのがベストだ。

もっとも、用途によって快適な動作のために必要なメモリ容量は大きく異なってくる。現在のビジネスシーンで主流のWindows 10 64bit版の場合、おおまかな目安は次の通り。

▼快適な動作に必要なメモリ容量の目安
4GB メールやWebブラウジング、テキストエディターを使った文章作成など軽めのアプリを使用
8GB WordやExcelなどのOffice製品を使った文書作成、
ZoomやTeams、Google Meetなどによるオンライン会議、基本的な画像編集などに使用
16GB 画像・動画編集などのクリエイティブ系業務に使用
32GB 高解像度の動画の編集など本格的なクリエイティブ系業務に使用

一般的な業務なら8GBあれば十分だが、使い方によってはメモリ容量を増やした方がいいこともある。たとえばマルチタスクで作業することが多い場合。オンライン会議をしながらOfficeで文書を作成したり、画像編集アプリとPowerPointを連携しながら資料を作成したりする場合などは、作業内容にもよるが16GBくらいあった方がより快適だろう。また、Webブラウジングの際にたくさんタブを開いて使うような場合も目安より多めにメモリを搭載しておいた方がいい。

このほか、第11世代Intel Core i5やCore i7を搭載したPCを導入する場合も注意が必要。これらのCPU(Core i5-1135G7やCore i7-1165G7)は従来よりもグラフィックス性能が大幅に強化されているが、それを引き出すには同容量のメモリを2枚搭載した構成(デュアルチャネル)が必要になるからだ。クリエイティブ系業務など、グラフィックス性能が求められる用途に使おうと考えているなら、あらかじめメモリがデュアルチャネルかどうかも確認しておきたい。

用途に合わせてカスタマイズできるマウスコンピューターのPC

それでは、快適に使用できるようなメモリを搭載したPCは具体的にどのような製品があるのだろうか。ここでは、品質・サポートの高さで評価されるマウスコンピューターのビジネス向けPCブランド「MousePro」から、いくつかおすすめの製品を紹介していこう。

デュアルチャネルも選択可能な高性能モバイル「MousePro-NB420H」

「MousePro NB4」シリーズは、14.0型フルHD液晶ディスプレイを採用した大画面モバイルノートPC。厚み16.9mm、質量1kg台前半という薄型軽量ボディに第11世代Intel Core i5-1135G7プロセッサーを搭載しており、一般的な業務で快適に使用できるのが特徴。メモリは標準だとシングルチャネル(1枚構成)の8GBだが、カスタマイズでデュアルチャネルの16GBを選ぶことができる。インターフェースも充実しており、USB Type-A(USB 3.0)、USB Type-A(USB 3.1)、USB Type-C(Thunderbolt 4)、HDMI、カードリーダー、ヘッドホン出力 / ヘッドセット端子、セキュリティスロットなどを搭載する。このほか、Windows Hello顔認証カメラや、最大20時間の長時間駆動が可能なバッテリーなどを搭載しており、幅広いシーンで快適に使用できる。なお、ラインナップには第11世代Intel Core i7-1165G7を搭載したモデルも用意されており、よりパフォーマンスが求められる業務にも対応可能だ。

MousePro-NB420H(131,780円~/税込)

  • MousePro-NB420H

【基本スペック】CPU:Intel Core i5-1135G7プロセッサー、グラフィックス:Intel UHDグラフィックス、メモリ:8GB、SSD:256GB(NVMe対応)、サイズ:W322×D216.8×16.9mm(折り畳み時/ 突起部含まず)

⇒MousePro-NB420Hの詳細はコチラ

据え置きでデュアルモニターを使うのに便利な「MousePro-NB520H」

「MousePro NB5」シリーズは、15.6型フルHD液晶ディスプレイと光学ドライブを搭載しながら、2kg前後の軽量ボディを実現したノートPC。CPUにCeleronを採用したエントリーモデルから、Core i3/i5/i7を搭載したモデルまで幅広い製品が用意されているが、本製品はそのうちCore i5-10210Uプロセッサーを搭載した良コスパモデル。メモリは標準で8GBだがカスタマイズで16GBや32GBを選ぶこともでき、多様な用途に対応することができる。インターフェースが充実しているのも特徴で、USB Type-C(USB 3.0)、USB Type-A(USB 2.0)×2、D-Sub、HDMI、ヘッドホン出力 / ヘッドセット端子、マイク入力端子、有線LAN、セキュリティスロットなどを搭載。高性能で業務を快適に行えるテレワーク用ノートPCを探している人におすすめだ。

MousePro-NB520H(104,280円~/税込)

  • MousePro-NB520H

【基本スペック】CPU:Intel Core i5-10210Uプロセッサー、グラフィックス:Intel UHDグラフィックス、メモリ:8GB、SSD:256GB、サイズ:W361×D256×24.1mm(折り畳み時/ 突起部含まず)

⇒MousePro-NB520Hの詳細はコチラ


いずれも直販サイトではメモリやストレージなどをきめ細かくカスタマイズすることができる。また、1年間無償ピックアップ保証や24時間×365日電話対応など、手厚いサポートが受けられるのも魅力的。ビジネスPCの購入を検討しているユーザーは、一度チェックしてみてはいかがだろうか。

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