●INDEX
・筐体が一新! より斬新で洗練されたフォルムに
・機能性と美しさを両立した魅せるデザイン
・とにかく使いやすい斜め45度のコンソールパネル
・フロントパネルに待望のLEDライトを搭載!
・内部構造も刷新! 大型ファンにも対応

7年ぶりに外観デザインが変更されて大きな注目を集めているサードウェーブのゲーミングPC「GALLERIA(ガレリア)」。従来のイメージを一新し、よりカッコよく、よりゲーマーに寄り添う製品に生まれ変わった同シリーズ。その特徴を、旧モデルと比較しながら豊富な写真とともにたっぷりと紹介していこう。

  • サードウェーブのゲーミングPC「GALLERIA(ガレリア)」
    ※なお、今回の試用機は、ミドルタワータイプの新筐体モデルだ

筐体が一新! より斬新で洗練されたフォルムに
「GALLERIA」シリーズのおさらい

「GALLERIA」シリーズは、最新のPCゲームを快適に楽しめるようパフォーマンスと安定性を追求したハイスペックなゲーミングPCをラインナップ。グラフィックカードやCPUだけでなく、電源や冷却性能などにまでこだわって開発されているのが特徴で、信頼性を重視するゲーマーから根強い支持を得ている。

そのなかでもデスクトップPCは、これまで直線を基調としたシャープなフォルムのケースが採用されてきた。新モデルでは、その筐体の構成や材質が全面的に見直され、まったく新しいデザインに生まれ変わっている。

  • 旧モデルのGALLERIA XT(左)と新モデルのGALLERIA XA7C-G60S(右)。フォルムや材質、カラーが変更になって印象がガラリと変わった

その「違い」を最初に感じるのが、パッケージから本体を取り出したときだ。サイズはほぼ同じ(奥行きが80mmほど短くなり、高さが30mmほど高くなっている)ながら、新モデルは直線と曲線を絶妙に組み合わせたデザインが採用され、より未来感あふれるテイストになっている。

ボディカラーも従来の黒一色からブラック&ガンメタに変更され、メリハリがついてよりクールな印象になった(スタンダードモデルの場合。ガンメタの代わりにアルミ外装のプレミアムモデルも用意されている)。

  • フロントパネルは上辺が角丸になり、フレンドリーな雰囲気に

  • 新モデルを斜め横から見たところ。部分的に曲線や曲面を取り入れ、サイドパネルとコンソールパネルがガンメタ塗装になったことで、コンセプトカーなどを思わせる未来感あふれる印象になった

機能性と美しさを両立した魅せるデザイン

機能性の高さと見た目の美しさを両立した「魅せる」演出も随所に施されている。

たとえば、左サイドパネル。従来はハニカムメッシュの通気口が用意されていたが、新モデルではアクリル製のクリアパネルが搭載されてサイドパネルを外さなくても内部の様子を覗けるようになった。

  • 旧モデルの左サイドパネル。ハニカム状に穴が空けられているシンプルな構造

  • 新モデルの左サイドパネル。角丸長方形の窓ができ、中を覗くことができる。内部パーツも整然と配置されていることがわかる

試用機の場合は、冷却ファンやグラフィックカード、ストレージなどが整然と配置されており、一部のパーツはイルミネーションで状態を確認することも可能だった。

  • クリアパネルからは、グラフィックカードのイルミネーション機能なども確認することができる

また、新モデルのサイドパネルは前方にエアインテーク(吸気口)が設けられているが、細かいメッシュの上に開口サイズの大きなメッシュが重ねられており、吸気効率を高めながらもゴミやホコリが入りにくい構造になっている。内部にホコリが溜まりやすいと頻繁に掃除をする必要があるが、本製品ならその負担も少なくてすみそうだ。

  • サイドパネルのエアインテーク。サードウェーブのコーポレートカラーであるブルーの細かいメッシュと開口サイズの大きなメッシュの2層構造になっている。チラッとブルーが見え隠れするのがおしゃれ

同様の工夫は天面にも施されている。こちらは、ハニカムメッシュの上に細かいメッシュフィルターが敷かれ、さらにその上に粗いメッシュ状の天板を重ねるという3層構造になっているのがユニーク。これによって天板にものを置いても通気性が保たれ、しかも筐体内部にモノやホコリなどが落ちる心配がなくなっている。

  • 天面は開口サイズの異なるメッシュが3層に重なっており、効率のよい排熱とモノ置き場としての利便性を両立

とにかく使いやすい斜め45度のコンソールパネル

実際にマシンをセットアップする段階で便利に感じたのが、新モデルのコンソールパネル。斜め45度に傾斜がついており、そこに電源ボタンとリセットスイッチ、USBポート4基、3.5mmオーディオジャックなどが搭載されている。

従来はフロントパネルの中央よりやや下に配置されていたため、筐体を机の下に置いて使うときなどに手が届きにくく不便を感じた。

  • 旧モデルのフロントインタフェース。机の下に置いたときは少々手が届きにくい

  • 新モデルのコンソールパネル。斜め45度に角度がついているため、どの位置からでもポートが確認しやすく、手を伸ばしやすいのが便利

しかし、新モデルでは手を伸ばせばすぐアクセスできる場所にあるため、ケーブルの抜き差しなどがとてもやりやすい。しかも、机の上に設置した場合でもポートの位置を確認しやすく手を伸ばしやすいのはありがたいポイントだ。

フロントパネルに待望のLEDライトを搭載!

コアなゲーマーがゲーミングPCに求める要素のひとつに、本体のイルミネーション機能があるのではないだろうか?

新モデルでは、その待望の機能がついに搭載された。フロントパネルの外周に沿ってライン状にLEDライトが内蔵されており、フルカラーで発光させることができる。電源を入れるとゲートの形に輝くのがSFっぽくてクールだ。

  • 旧モデルは本体にLEDライトが搭載されていない。メーカーによると、かねてから要望は多かったそうだ

  • 新モデルはフロントパネルの外周に沿ってLEDライトが内蔵されている。フルカラー対応で、好みの色で光らせることができる

デフォルトではブルーに光るようになっているが、もちろんユーザー側で変更することができる(対応ソフトウェアは後日公開)。カラフルな光の演出でゲーミング時のテンションを高めたいときはもちろん、eスポーツのチーム分けを色で表現したいときなどにも便利だ。

内部構造も刷新! 大型ファンにも対応

グラフィックカードもCPUも、高性能化にともなって電力消費や発熱が高くなる傾向にある。そのため同じケースを長期間使い続ける場合は冷却性能も重要になる。将来主要パーツを交換したときに冷却性能が足りず、マシンが安定して動作しないということが出てくるからだ。

GALLERIAがすごいのは、そういった将来を見越して開発されている点。

新モデルの場合は3年後の主要パーツの性能進化を見据えた設計になっており、同クラスのゲーミングPCで一般的な120mmファンではなく、それよりひとまわり大きく風量が3割増の140mmサイズのファンが搭載されている。

  • 新モデルの内部。前面、背面、天面いずれも140mmサイズの大型ファンが搭載されている。また、オプションにはなるが、280mmサイズの大型水冷ラジエーターの搭載も可能だ

ちなみに、今回試したGALLERIA XA7C-G60Sの場合、スペックはCPUが第10世代 Intel Core i7-10700、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX1660 Superとなっている。最新のミドルクラスのゲーミングPCで採用されることの多い構成だが、これくらいだと冷却性能はまだまだかなり余裕がある印象。机の上に設置して使用していてもファンの音が気になることはなかった。

  • 強力な冷却性能を持つGALLERIA新モデル

ここ最近、eスポーツなどが盛り上がりゲーム人口の裾野が広がっているが、新生GALLERIAは性能的にもデザイン的にも、そうした新世代のゲーマーに寄り添う頼もしい「相棒」になりうるPCだといえるだろう。より快適にゲームを楽しみたいというコアなゲーマーはもちろんだが、最近PCゲームに興味を持ち始めたというライトゲーマーやカジュアルゲーマーにもぜひ注目してほしい製品だ。

[PR]提供:サードウェーブ