DAIV 4NのサイズはW320.2×D214.5×H17.5mm、重量は約1.09kg。ディスプレイの上左右ベゼルの幅を狭めたナローベゼルデザインを採用することで、14型ディスプレイを搭載しつつ従来13型モデルと同等のフットプリント(設置面積)を実現している。
バッテリー容量はスペック表に記載されていないが、前述の通り、バッテリー容量をチェックする「powercfg /batteryreport」コマンドを実行したところ、設計容量、フル充電容量ともに46,740mWhと表示された。
バッテリー駆動時間は公称約12.0時間とされているが(JEITA測定法2.0)、今回実際にバッテリーベンチマーク「BBench」を用いてディスプレイ輝度40%でバッテリー残量5%までの動作時間を実測したところ、9時間35分16秒という結果が出た(「バッテリー節約機能がオンのときは画面の明るさを下げる」は無効に設定)。
本製品はクリエイター向けのノートPCではあるが、外出先で利用するモバイルノートPCとしても十分なバッテリー駆動時間を備えている。
USB Type-C 3.0はUSB PD対応、Wi-Fi 6で高速無線LAN通信可能
インタフェースは、USB Type-C 3.0(右側面×1、USB Power Delivery対応)、USB Type-A 3.0(左側面×1、右側面×1)、USB 2.0(左側面×1)、HDMI(右側面×1)、ヘッドセット端子(左側面×1)、ギガビット(10/100/1000)LAN端子(左側面×1)を搭載。
なお、メモリカードリーダーは省かれている。USB Type-C 3.0はUSB Power Deliveryに対応しているのがポイント。サードパーティー製のUSB Power Delivery対応小型ACアダプタやモバイルバッテリーで充電できるため、外出時の充電用アクセサリーを減らせ、電源を確保しやすいというメリットがある。
ネットワーク関連機能では、セキュリティポリシーから無線LANの利用が制限されるオフィスなどで、ギガビット(10/100/1000)LAN端子が重宝するが、やはりWi-Fi 6(11ax)に対応している点が大きなアドバンテージ。
もちろん無線LANルーターがWi-Fi 6をサポートしている必要があるが、理論値で最大2.4Gbpsの通信速度がうたわれており、筆者が計測した実測値でも最大1.16Gbpsのスループットを記録した。オンラインストレージとのデータの同期、ファイルサーバーなどとのデータのやり取りの際に威力を発揮するはずだ。