ビジネスインクジェット複合機のA3モデルは、オフィスの規模や使い方に合わせ数多くのモデルが存在するため、選び方がとても難しい。そんなA3ビジネスインクジェット市場で高い評価を得ているのがブラザーだ

本稿では1月17日にリリースされた新機種「MFC-J6983CDW」の魅力を追いながら、A3モデル選びのポイントについてお伝えしたい。

  • MFC-J6983CDWの写真

    A3ビジネスインクジェット複合機の新機種「MFC-J6983CDW」

ニーズに応える「低コスト」「高速印刷」「高耐久」

ビジネスインクジェット複合機のA3モデルに求められる要素は大きくわけて3つ。「低コスト」「高速印刷」「高耐久」だ。

これは、A3ビジネスインクジェットがSOHOや店舗、建築や教育現場などからのニーズが高いことを考えればよくわかる。ブラザーはこのようなニーズにどのようにアプローチしているのだろうか。最新機種「MFC-J6983CDW」から探ってみよう。

低コスト

細かな印刷コストが経営に直結するSOHOや店舗。必ずしも大量印刷をするわけではない個人事業主や店舗にとっては、イニシャルコストとランニングコストのバランスが重要だ。

「MFC-J6983CDW」の1枚あたりのランニングコストは、A4モノクロ文書「約1.3円」A4カラー文書「約6.0円」※1となっている。インクも1度の交換でA4モノクロ文書なら約3,000枚、A4カラー文書なら約1,500枚※2の印刷が可能。それでいて参考価格は62,000円(税込)※3に抑えられている。

ちなみに、業務で大量に印刷するのであれば、「ファーストタンク」モデル「MFC-J6997CDW」[参考価格:97,000円(税込)※3]をおすすめしたい。イニシャルコストは上がるが、A4モノクロ文書を1回のインク交換で約6,000枚印刷でき※41枚あたり「約0.7円」※5とランニングコストは破格だ。

※1 A4文書1枚あたりのインクカートリッジ代のみの税抜価格です。詳細はブラザーホームページをご参照ください。
※2 印刷枚数算出に使用したインクカートリッジはLC3119BK/C/M/Yです。測定データ及び測定条件についてはブラザーホームページをご参照ください。
※3 メーカー希望価格。
※4 印刷枚数算出に使用したインクカートリッジはLC3139BK/C/M/Yです。測定データ及び測定条件についてはブラザーホームページをご参照ください。
※5 A4文書1枚あたりのインクカートリッジ代のみの税抜価格です。詳細はブラザーホームページをご参照ください。

高速印刷

印刷速度もまたビジネスインクジェットに求められる大きな要素。とくにビジネスでは、必要な書類を1部だけ印刷したいというシーンが多いだろう。

「MFC-J6983CDW」は、1分あたりA4モノクロ文書で約22枚A4カラー文書で約20枚※6の印刷ができるだけでなく、待機状態から1枚目の印刷を終えるまでのファーストプリント時間も短縮。A4モノクロ文書で約5.5秒/枚A4カラー文書で約6.0秒/枚※7を実現している。

※6 測定データ及び測定条件についてはブラザーホームページをご参照ください。
※7 解像度:普通、環境:常温常湿、片面印刷時、印字パターン:ISO/IEC17629準拠。ブラザー社内環境においての計測結果に基づきます。PC上で印刷ボタンをクリックしてから1枚目の用紙排出が完了するまでの時間。印刷データによってパフォーマンスが変わることがあります。

高耐久

SOHOや店舗では、耐用枚数もまた重要なファクターだろう。「MFC-J6983CDW」は約15万枚※8という高い耐久性を備えており、長期の利用が見込める。仮に月あたり2,500枚印刷したとしても、計算上は5年間使い続けることが可能だ。ちなみに、一般的なコピー用紙(厚さ:0.09mm)を15万枚重ねた場合、単純計算でその高さは約13.5mにもなる。

※8 解像度:普通、環境:常温常湿、片面印刷時、印字パターン:ISO/IEC24734。ブラザー社内環境においての計測結果に基づきます。