「デュアルセンシングIS」で手持ちでも快適に撮影

日が暮れてからは場所を移動して、この時期の風物詩のひとつ、灯篭流しを撮ってみました。ここでは光学40倍ズームに加えて、低速シャッターでもぶれずに手持ち撮影ができる「デュアルセンシングIS」が活躍。さらに、高感度センサー+映像エンジンDIGICの組み合わせから生まれる低ノイズの高感度画質も実感できました。また、ズームについても光学では40倍ですが、画像の粗さが目立たないデジタルズーム「プログレッシブファインズーム」により、焦点距離が1000mmを超える超望遠も解像度を維持したまま撮影できます。それぞれ、作例とともに見ていきましょう。

  • 日没後に始まる灯篭流しを待っている際、ほんの短い時間だけ現れたピンク色の夕焼け空をスナップ。胸ポケットに入れておけば、こんな突然のシャッターチャンスでも高感度センサー+映像エンジンDIGICの組み合わせにより低ノイズで残すことができます

  • この場所も、やはり大勢の見物客でひしめく状況でしたが、PowerShot SX740 HSのプログレッシブファインズームによって、風情ある灯篭流しの様子を臨場感に満ちた構図で捉えることができました。また、シャッター速度1/10秒という光量的に厳しい条件でしたが、手持ちならがシャープな写りが得られました。感度は最高のISO3200を使用。高感度ながら鮮やかな発色と広階調を保っています。これもデュアルセンシングISの為せるワザでしょう

  • 手持ちで月をここまでアップで撮れることに驚き! この写真は、約80倍(1920mm相当)になるプログレッシブファインズームを使用。高解像を維持したままいっそうの超望遠が可能になります

動体にも適した高速レスポンス&4K動画

翌日は、前日とは少し雰囲気の異なる写真を撮るために、水族館を訪れました。PowerShot SX740 HSは、既存モデルPowerShot SX730 HSから連写と動画性能が大きく進化し、連写は約7.4コマ/秒(サーボAF時)に、動画は最大で3840×2160の4K記録に対応してます。そんな高速連写&高画質動画を生かして、水族館の生き物たちを撮ってみようと思ったのです。

  • シャッター優先AEモードを使って、シャッター速度を1/800秒にセットした上で、約7.4コマ/秒の高速連写で撮影。水しぶきが舞う迫力ある瞬間を逃さずキャッチできました。また、ワンショットAF時には最速10コマ/秒での超高速連写も可能です

  • 薄暗い室内でもAFはスムーズに作動。オートの露出とホワイトバランスの安定感が高く、押すだけで見た目どおりの色と明るさで撮影できる点にも好印象です

  • 高速連写を使えば、全力疾走するイヌを撮るのも簡単。ズームアップして被写体を見失った場合には、背面のボタンを押すだけで一時的にズームダウンして被写体を探しやすくしてくれる「フレーミングアシスト」機能が役立ちました

  • カメラに向かって走ってくるという難しい条件でも、サーボAFが確実にピントを合わせてくれました

スマホに自動転送すればSNSや共有も簡単

今回の旅では2日間で1000カット以上を気持ちよく撮影でき、PowerShot SX740 HSの総合性能の高さをまざまざと感じることができました。初めて手にしたときの「面白そうだ!」と感じた私の直感は間違いではなかった、といっていいでしょう。

誤算は、取り回しと使い勝手があまりに快適なため、枚数を撮りすぎてしまったこと。どのカットを採用すべきか、写真選びにやや苦労しました……。

とはいえ、手前味噌ではありますがベストショットが多いので、写真選びも実は楽しい時間ではありました。スマホに自動転送するように設定していたので、帰りの車内でスマホの画面を眺めつつ、ひとりニヤニヤしていたことは、ここだけの話です。

  • 新機能「スマートフォンへの撮影時画像送信」をセットしておけば、撮影と並行して写真をスマホに自動転送できます

  • 圧縮効果を生かした写真です。一見ありふれたように感じる風景でも、光学40倍ズームで切り取れば肉眼では気が付かないような新鮮な発見があります

  • チルト液晶を利用して地面スレスレの位置から撮影。こうした、ちょっとしたスナップも直感的に楽しめます

  • ズームの利便性と画質のよさ、チルト液晶の自由度に加え、スマホに自動転送できることや、USBによる本体充電に対応する点も気に入りました

  • これからも国内外を問わず、私にとって旅のお供に最適なツールになりそうです

[PR]提供:キヤノンマーケティングジャパン