進学したから、習い事を始めたから……など、昨今様々な事情で小中学生にスマートフォンを持たせる家庭が増えています。しかし、いざ持たせるとなると、安全性やコスト面など、いろいろと気になることもあります。
そこでぴったりなのが、トーンモバイルが新しく発売する"親子にとってWin×WinなSIM"です。子どもの端末の見守りや管理が出来て、コストも抑えながらスマホが使えるというので、さっそく試してみることに。
自宅で眠っているiPhoneが子どものスマートフォンに
今回トーンモバイルが発売するTONE SIM(for iPhone)は、iPhone用のSIMカードです。 iPhone 5s/5c (iOS 10.2)以降のSIMフリー版(docomo)で使用できます。(※au版、SoftBank版の場合は、SIMロック解除が必要になります(iPhone 6s以降))
トーンモバイルによると、今日本の家庭には3000万台以上のiPhoneが眠っているとのデータがあります(※1)。実際にMMD研究所の調査では、「古いiPhoneはどうしていますか?」という質問(※2)に対し、「自宅保管している」という人が60.7%となっており、その数もうなずけます。また、2017年6月に総務省がキャリアに対し、新規端末の価格を中古品買取価格よりも高くするよう求める指針を発表したことにより、リユース端末市場は年々拡大しています。
※1 出典:MM総研「通期国内携帯電話端末出荷概況」2013年~2016年度資料を元にトーンモバイルが算出
※2 出典:MMD研究所「【第1弾】日本とアメリカにおける スマートフォン中古端末市場調査」
そんな中でTONE SIM(for iPhone)では、新しいiPhoneはもちろん、自宅にある使わなくなったiPhone、リユースのiPhoneなどでも使用できるようにすることで、端末のコストを抑えられるようになります。
トーンモバイルでは、SIMの設定方法などを動画で紹介しています。SIMを入れ替えて専用アプリで設定すればもう使用可能です。難しい設定がいらないのは嬉しいですね。
※SIM設定の説明動画。ほかにもトーンモバイルは年中無休の電話サポートなど、無料サポートが充実しています
いまの子どもにとってiPhoneは「標準」
「なぜiPhone用のSIMカード?」と思った方もいるかもしれませんが、周囲のママ友でもiPhoneユーザーが多く、機種変更をする時もiPhoneからiPhoneという人も少なくありません。そうなると、「スマートフォン=iPhone」と思っている子どもや、自分のスマートフォンを持つならiPhoneを持ちたいと思う子どもが多いのもうなずけます。
また、StatCounter GlobalStatsの調査によると、高校生の所有しているスマホの種類の比率は、65.4%がiOS(iPhone)という結果も出ているそうです。だからこそ、トーンモバイルではそのようなユーザーの要望に応えるべく、iPhone用のSIMカードを発表したのです。
ただ、親の立場になると、新品のiPhoneは子どもに持たせるには高価と感じるでしょう。でも、自宅にある古いiPhoneを使えるならコスト面が抑えられますし、子どもの「iPhoneを持ちたい」という希望もかなえられるので、まさに親子で"Win×Win"というわけなのです。
子どもが勝手にセキュリティを解除できない
子ども用iPhone端末の利用は、SIMを挿し替えるだけ。当たり前ですが、機能と使い勝手はiPhoneそのままです。
しかし、ここからがTONE SIM(for iPhone)の大きなポイント。子ども用のiPhoneを管理する親の端末に専用アプリをダウンロードすることで、子どもが使うiPhoneの管理や見守りができるのです。
管理できる項目としては、4種類の年齢別分類によるアプリの使用制限をしたり、新しいアプリのダウンロードを制限、Webサイトの閲覧、iPhoneの使用時間などを設定できます。私は「夜間は使えない設定」にすることで、iPhoneと程よい距離を保つことができると感じました。
また、Webサイト閲覧の際には、まず親のスマホに申請が行きます。親が許可してから子どもが利用できるようになるので、「勝手にWebサイトを閲覧してしまった!」ということを防げます。
このように子どものiPhoneは親の端末から管理できるので、子どもがスマートフォンを使い過ぎている、ということが避けられるため安心です。
このほか、iPhoneを持った子どもが歩いたり、乗り物を使うといった移動の状態をポップアップ通知で受け取れる機能や、あらかじめ設定したエリア(ジオフェンス)に入ると通知が届く機能も備えています。学校や習い事の教室、またはその最寄り駅などを設定しておけば、お迎えのタイミングなどもわかりやすいですよね。過去に行った場所も確認できるので、危険な場所に子どもが行っている場合は、注意を促す話し合いがしやすいと感じました。