クラウドやIoTなどのテクノロジーが普及したことにより、PCやスマートフォンだけでなく、あらゆる“モノ”がネットワークに接続される時代が到来した。ビジネスにおいても同様で、産業用機械には各種センサーが取り付けられて情報を収集、ドローンやウェアラブルデバイスなど業務を効率化するデバイスにも通信機能は必須となっている。こうした業務用デバイスは屋外で使われるものも多く、3G/LTEなどのモバイルネットワークを利用するのが一般的。大量のデバイスがモバイルネットワークに接続するようなケースでは、MVNO(※1)、いわゆる格安SIMを導入してコストを削減したいと考える企業も少なくない。

組み込み機器やドローンなど、いわゆるIoTデバイスの行う通信は、同じくモバイルネットワークを利用するスマートフォンに比べて、特殊な形態を持つことが多い。たとえば、ほとんど送信のみで受信はめったに行わないデバイスや、特定の時間のみに通信を行うデバイス、1回の通信量は極小だが頻繁に通信するデバイスなど、用途に応じて多様なケースが存在するのだ。このため、企業がモバイルネットワークの契約を行う際には導入形態から通信料金プランまでをデバイスに合わせて細かく設定できるのが理想といえる。ただし、NTTドコモやKDDI、ソフトバンクなどのMNO(※2)から基地局などのネットワーク設備を借りてサービスを提供している従来のMVNO業者では、柔軟なサービスを提供することができなかった。これは、モバイルネットワークに必須のHLR / HSS (加入者管理機能)のデータベースをMNO側で管理しているためで、SIMカードの規格から認証作業までがMNOの定めた仕様に縛られ、他の事業者のネットワークとの連携も制限。これでは、企業が求める柔軟なサービス提供に応えられない。そこで注目したいのが、インターネットイニシアティブ(IIJ)が2018年よりサービスを開始する「フルMVNO」だ。

(※1)MVNO……「Mobile Virtual Network Operator」(仮想移動体通信事業者)の略で、他社から携帯電話回線などの無線通信インフラを借り受け、音声通信やデータ通信サービスをリーズナブルに提供する事業者のこと。
(※2)MNO……「Mobile Network Operator」の略で、移動体通信事業者のこと。

IIJは、NTTドコモの回線を利用した国内初の
フルMVNO事業者として、サービスを開始しました。
IoTへと進展するモバイルネットワークの
今と未来をご紹介します。

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柔軟なサービス提供が可能となり、MVNOで最適な通信契約を選択できる時代に

2008年に日本初のMVNOとしてサービスを開始したIIJは、MVNO事業で210万回線を突破(2017年12月末時点)するなど、法人向け、個人向けに高品質なモバイルネットワークを提供してきた。同社では、デジタル革命を推進している企業からの要求に応えるため、NTTドコモと2年間にわたり協議。1年7カ月の設備構築を経て、IIJ自身の加入者管理機能をNTTドコモのコアネットワークに接続した、日本初の「フルMVNO」のサービスを開始することを発表した。

加入者管理機能をMVNO業者(IIJ)が保有するフルMVNOでは、企業の求める柔軟なサービス提供が可能となる。SIMカードの発行もMNOに縛られなくなるため、「nanoSIM」や「microSIM」を選んで切り取れる「マルチFF SIM」や、取り外し不要な機器に組み込む「チップSIM」など多様なSIMを提供可能。書き換え可能なeSIMにも対応できるため、たとえば海外では現地の提携通信業者の設定を遠隔で書き込むなど遠隔地からのプロビジョニング(サービス展開)も行える。さらに、IIJのフルMVNOを使えば、必要なネットワークをクローズドな環境で構築でき、セキュアな通信環境が実現。IoTでは人を介さず機器同士が自動で通信を行うケースも多いため、遠隔で設定が行えセキュアに通信できるフルMVNOは非常に魅力的な選択肢となる。さらに柔軟なネットワーク連携も可能で、グローバルにビジネスを展開する企業では、割高な国際ローミングの料金ではなく現地水準の料金で通信サービスが利用できるなど、コスト的なメリットも大きい。

ここまで紹介してきた以外にもフルMVNOのメリットは数多く存在する。デジタル技術を活かした新たなビジネスモデルの構築を目指している企業の担当者は、IIJのフルMVNO Webサイトをチェックしてみることをオススメしたい。

IIJは、NTTドコモの回線を利用した国内初の
フルMVNO事業者として、サービスを開始しました。
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[PR]提供: インターネットイニシアティブ