冷却重視のため騒音はやや大きめ……?

最後にシステム全体の消費電力やファンノイズをチェックして終わりにしよう。まず消費電力は「Watts Up? Pro」を使いアイドル時および「3DMark」のFire Strikeデモ実行時(今どきの重量級ゲームにおける典型的な電力消費量に近い値が出る)を比べてみる。さらにオマケとしてLeague of Legendsプレイ中の消費電力も合わせてチェックしてみよう。

システム全体の消費電力

CPUもGPUもTDP控えめな構成だけあって、電力消費量は非常に控えめ。League of Legendsプレイ中も110W台に収まるなど省エネ動作がうれしい。筆者の経験によると、Core 2 Duo世代のビデオカード付きPCよりも電力効率がいい。旧世代PCをそろそろ新しくしたい……と考えている人にもオススメだ。

ファンノイズは暗騒音34dBAの室内において騒音計「AR815」のマイク先端を本機の正面30cmの位置に設置して測定した。高負荷時とはLeague of Legendsを20分プレイしたときの値である。

動作時のファンノイズ

メッシュ素材を多用した冷却重視のケースを使っているので騒音は大きめ。特にHDDの前にあるフロント吸気ファンが小口径&高回転ゆえにノイズを多く発することがわかった。夜中に家族が寝ている部屋で動かすのはやめておいたほうがいい印象だが、日中ならエアコンのノイズ程度なのでさほど気にならないはずだ。

まとめ:MOBAだけではもったいない! 低予算ゲーマー向けのPCだ

ざっくりとNEXTGEAR-MICRO im550BA15-SP2をレビューしてみたが、MOBA系ゲーマーにフォーカスした製品ではあるものの、Star Wars バトルフロントのような注目タイトルでも快適に楽しめる。Star Wars バトルフロントの推奨GPUはGTX 970というかなりハードルの高いゲームだが、画質設定を少し下げれば(βテストの中では)快適に遊べる。CPUもCore i5だし、実務系用途にも十分使っていけるだろう。

またMOBA系ゲームについては、液晶を別途準備するというやや高いハードルがあるものの、効果は抜群。これを装備したからといってすぐ勝率が上がるほど甘くはないだろうが、上級者の動きがしっかり見えるようになる。上位プレイヤーの動きに少しでも近づきたいなら、本機と「iiyama ProLite GB2488HSU」の組み合わせはオススメだ。

※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 NEXTGEAR-MICRO im550BA15-SP2
CPU intel Core i5-4460
メモリ 8GB PC3-12800 DDR3
HDD 500GB SerialATAIII
チップセット intel H81 Express
光学ドライブ
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 950
OS Windows 10 Home 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN
インタフェース USB 3.0×2(前面×1、背面×1)、USB 2.0×4(前面×2、背面×2)
サイズ W196×D430×H417mm
ディスプレイ
価格 89,800円(税別)

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、記事掲載時点の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

マウスコンピューター/G-Tune


(マイナビニュース広告企画:提供 マウスコンピューター)

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