定番ベンチで確認する基礎体力

League of LegendsやDota2におけるパフォーマンスを見る前に、NEXTGEAR-MICRO im550BA15-SP2の基礎体力を定番ベンチマークでチェックしておこう。まずはCPUの馬力がわかる「CINEBENCH R15」を使用する。

「CINEBENCH R15」のスコア

物理4コアのCore i5なのでマルチコアテスト時のスコアはCore i7搭載機よりも劣るが、シングルコアテスト時のスコアは十分高い。CPUクーラーは小さめだが熱でダレる感じもなく、コスパの良いCPUのポテンシャルを十分引き出せているといえる。

続いてはGPUの描画性能を「3DMark」でチェック。フルHD+DirectX11環境を想定した「Fire Strike」と、4K環境想定の「Fire Strike Ultra」のスコアを見てみよう。

「3DMark」のスコア

搭載GPU(GTX 950)はGTX 960の下、GTX 750 Tiより上という位置付けのGPU。そのためフルHD環境ではそこそこ良いスコアを出せるが、4K環境になるとスコアが大きく落ちる。スコアからフルHDで負荷軽めから中程度のゲームを楽しみたい人向けの性能と分析できる。

3本目はストレージの性能チェックだ。テストは「CrystalDiskMark」を使用する。

「CrystalDiskMark v.5.0.2」の結果

薄型ノートにSSDが載っているのが当たり前の時代なので、ごく標準的なHDD1基のみを搭載するBTOでは、いささか頼りない感じはある。ゲームやOSの起動時にややもたつきを感じるが、ライトユース前提なら問題なし、といったところか。だがゲームをサクッと起動してパッと遊びたいなら、BTOでSSDを組み込むことをオススメしたい。マウスコンピューターのBTOなら最小120GBから最大1TBまでのSSDが選べるが、MOBA系ゲーム中心なら1万円前後の追加で買えるSSDがベストチョイスだ。

NEXTGEAR-MICRO im550BA15-SP2に追加可能なSSD。最大1TBの大容量SSDが選択可能だが、筆者オススメは信頼性も高く速度も速いIntel製のSSD 535シリーズ 120GBモデル。これなら本体と合わせてほぼ10万円で購入できる