左右160度のスウィーベル範囲やピボット機能による柔軟な可動
最後に、ハードウェアのディテールを確認していこう。
GW2765HTの外形寸法はW641×555.13×244.53mmと27型としては標準的な大きさだ。ベゼル幅は19mmほど。一方、本体重量は約6.9kgと解像度の割には軽量な部類なので、対応できるVESAマウントアームは多いだろう。アームとスタンドはスタンド裏面でネジ止めして固定。このスタンドは内部で2重構造となっており、スウィーベルはスタンド自体を回転させる方式となっている。
この方式によって本機のスウィーベル範囲は非常に広くなっており、左右160度まで動かすことができる。始点をちょっとずらしておけば180度、つまりディスプレイをほぼ真後ろに向けることも可能になるというわけだ。
高さの調整範囲は130mm、ティルト角度は-5度/20度となっており、こちらも広めの可動域を備えている。さらに本体を90度回転させ、縦画面表示にするピボット機能も搭載しているため、DTPやWebデザイン、シューティングゲームなどの分野で便利に利用することができそうだ。
このような設置の柔軟さは、自分に合った、最適な画面の位置合わせが可能になり、アイケアにつながる要素だろう。オンスクリーンディスプレイ(OSD)操作ボタンは一見タッチ方式、もしくは側面にボタンがあるようにも見えるが、液晶画面の裏に物理ボタンが配置されており、こちらで操作を行う。ベゼル部のマークから側面の切り込みをまっすぐ裏面までたどって行くとボタンがあるというわけだ。
主要映像入力端子を取り揃え、ステレオスピーカーも内蔵
映像入力端子には、現在主流となっているDVI-D(Dual Link)、HDMI、DisplayPort、ミニD-sub15ピンを一系統ずつ備えている。それぞれの端子を駆使すれば、ひとまず接続端子不足に陥ることはないだろう。なお、DVI-D(Dual Link)ケーブルは同梱されていないため、DVI端子を利用する人は別途用意しておくことを忘れないように。
なお、外観からはわからないが、1W×2のスピーカーが本体に内蔵されているのもGW2765HTの特徴だろう。オーディオ入力×1、ヘッドフォン出力×1を備えているのはこのためだ。また、HDMIやDisplayPortから入力した音声をスピーカーやヘッドフォンで再生することも可能。ちょっと音を確認したいが、手元にスピーカーがない……という状況は案外多いものなので、この装備は非常にありがたい。
瞳へのダメージを抑えつつ、広大な作業空間を確保できる実用性の高いディスプレイ
27型・WQHD(2560×1440ドット)という大型/高解像度ディスプレイは、デスクトップ領域を大きく広げ、ビジネスマンやクリエイターの作業効率を大いに改善してくれる。しかしそのサイズや画素ピッチゆえに、眼をはじめとした全身へのダメージは計り知れないもの。日々ディスプレイを前にして作業を行っている人は、知らず知らずのうちに悪影響を受けているのだ。
液晶ディスプレイというと、その表示性能だけが注目されがちだが、毎日見続けるデバイスだけに、"アイケア" という観点はこれからますます重要になるだろう。本稿で紹介したGW2765HTは、間違いなくそのようなアイケアの最先端を行くディスプレイだ。これから高解像度のディスプレイを導入しようと考えているユーザーは、ぜひ眼への優しさも考慮に入れた製品選びを行ってほしい。
(マイナビニュース広告企画)
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