2011年の東日本大震災以来、日本国内におけるBCP(事業継続計画)対策として、データバックアップの重要性が叫ばれ続けている。現在のビジネスではデータは命そのものだ。万が一、それが消失してしまったら企業活動そのものが停止してしまうことになる。そのような事態に備え、データバックアップの体制を整えておくことは企業にとって必要不可欠だ。では具体的に、データバックアップのサービスを選定するポイントとは何だろうか?

そこで今回、国内1,000社に導入実績を持つクラウドバックアップサービス「BackStore」を提供する「株式会社ねこじゃらし」の情報システム部 部長 金子真一氏に、今、求められるバックアップサービスのポイントについて解説いただいた。

ポイント1:遠隔地のデータセンターにバックアップ可能であること

株式会社ねこじゃらし 情報システム部 部長 金子真一氏

どんなに強固なバックアップ体制を整えていたとしても、データが本社やその近隣に保存されていてはBCP対策としては不十分である。地震などの広域災害においても高い事業継続計画を維持するためには、本社から離れた遠隔地にあるデータセンターにバックアップができることが重要となる。

「これは2011年の震災以降、特に重要視されるようになりました。例えば、我々が提供するBackStoreの場合では、東京と沖縄の二カ所のデータセンターにバックアップを行っています。あのような広域災害においてBCPを確保するためには、遠隔地へのバックアップは絶対に欠かせないポイントの一つです」(金子氏)

BackStoreでは標準で東京と沖縄の二カ所のデータセンターにバックアップが可能となっている

ポイント2:誰もが扱える簡単な操作と分かりやすいユーザーインターフェース

経理、人事、営業など、部署によって扱うデータは様々であり、それぞれが決して失ってはならないものである。しかし、それらの部署全てにITリテラシーの高いスタッフがいるとは限らない。どんなに強固なバックアップシステムを導入したとしても、使い方が難しいと日々のバックアップも煩わしくなり、おざなりになってしまうだろう。とは言え、利用するために勉強会やマニュアルの作成を行うようでは、手間も時間もかかり過ぎる。

「我々は、適正なバックアップのためには、誰もが見ただけで操作が分かる簡単なユーザーインターフェースが必須だと考えています。BackStoreでも、マニュアルを読まなくても分かるシンプルな操作性にこだわっています」(金子氏)

BackStoreでは、ワンクリックでデータのバックアップと復元が可能だ

ポイント3:全てのマシンについてバックアップの状況を一元管理できるか

たとえバックアップシステムが導入されていたとしても、それがしっかりと運用されていなければ意味はない。例えば人事部署において、新卒採用担当は毎日定期的なバックアップを行っているが、中途採用担当は数週間に一度の不定期なバックアップしか行っていない、という状況では、データ管理として大きな問題である。

「しっかりとバックアップを行っているかについて、全てのPCやサーバーをチェックしたり、スタッフからヒアリングしたりするのは現実的ではありません。ですから、管理画面からバックアップ状況を一元的に管理できる機能は欠かせません」(金子氏)

BackStoreに用意された管理コンソール

ポイント4:システムに負担をかけない機能が盛り込まれているか

データのバックアップは、できるだけ短サイクルで行う方が、万が一の際に被害を最小限に抑えることができる。だが、あまりにも頻繁に行ってしまうと、バックアップの作業が発生するたびに、回線を占有したり、マシンの処理が重くなったりするなど、業務に影響を及ぼすことになる。このような事態を避ける為に、回線とマシンに負担をかけない重複排除などの機能があると便利だ。 重複排除とは、バックアップの作業を行う際に、ファイル全てを保存するのではなくファイル内の変更箇所をブロック単位で検知し、その変更箇所だけを追加で保存する機能のこと。これがあると、例えば10GBのファイルを毎回バックアップするのではなく、変更のあった1GB部分のみをバックアップするため、処理と回線の占有時間を大幅に削減することになる。

「BackStoreでは、この重複排除とインクリメンタルバックアップ機能(新たに追加されたデータのみをバックアップする機能)により、バックアップ対象ファイルを選択したままにしておくだけで、変更されたデータすべてを保存しておくことができる、高度な世代管理が可能となります」(金子氏)

BackStoreでは、重複排除とインクリメンタルバックアップにより、容量次第では1ファイルで無限に世代を遡ることが可能となる

ポイント5:マルチプラットフォームに対応していること

現在の企業が利用しているPCは、その殆どのOSがWindowsである。だが、サーバーのOSはLinux、クリエイティブ部門はMacOSなどのように、複数のプラットフォームにおいてOSが混在しているケースも数多くある。現状はWindows環境のみだとしても、業務の拡大や事業内容の変化によって、その他のOS環境を導入する必要に迫られることもあるかもしれない。その時、Windows環境のみに対応したサービスでは、全てのシステムについてデータをバックアップすることができなくなる。

「後々、新たなシステムが導入されることも考慮し、様々なプラットフォームに対応しているサービスを選択できるようにすべきです。なお、BackStore では、Windows、OS X はもちろんのこと、Windows Server、 Linux などのサーバ OSにも対応しています。 よって、Linux でバックアップしたファイルを、Windows で復元することが可能です」(金子氏)

ここまで、バックアップサービスの選定ポイントについて簡単に紹介したが、それぞれの機能が具体的にどのようなものなのか、また自社のシステムに適したものなのかについては、実際に使ってみないと分からない部分があるだろう。それらを確認するためにも、無料の評価版や体験セミナーなどがあれば、積極的に利用することをお勧めする。なお、BackStoreについては以下より14日間の無料評価版がダウンロード可能となっているので、試しに申し込んでみてはいかがだろうか。

<BackStore 14日間試用申し込みページ>
https://www.backstore.jp/inquirer/trial/new
< BackStore 資料請求 >
https://www.backstore.jp/inquirer/brochure/new

(マイナビニュース広告企画)

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