活用しない手はない! リユース製品のメリット

相次ぐ自然災害やなかなか好転しない経済環境などを背景に、企業の間でサーバやネットワーク機器などのリユース製品を活用する動きが進んでいる。リユース製品とは、メーカーが販売を終了した未使用製品や、リースアップを迎えた機器を再度検品し使用可能にした製品のことだ。

リユース製品のメリットとしては、新品(プライマリー製品)にくらべて価格が安いため機器の調達コストを抑えられることや、生産が停止した機器を調達できるためシステムの延伸に役立つといったことが挙げられる。また、新品のIT機器、例えば、サーバを調達する場合、納期が2週間から1ヶ月程度かかるのが一般的だが、リユース製品は、注文から数日というスピーディーな納品が可能だ。加えて、機器に対する保証や交換、修理のほか、オンサイトでのサポートにも対応するケースもある。

こうしたメリットに注目した企業が、リユース製品を活用して、コストの削減やシステムの延伸、短期間での立ち上げといった成果を上げているのだ。そして、それらリユース製品の販売・活用サイトとして、近年、ユーザーから高い支持を受けているのが、データライブが展開する「リユースサーバ.net (ReuseServer.net)」である。

データライブの「リユースサーバ.net (ReuseServer.net)」のトップ画面

「リユースサーバ.net」人気の秘密は?

同サイトが人気を集める理由としては、まず、取り扱いメーカーの多さが挙げられる。同サイトでは、Sun(Oracle)、HP、DELL、IBM、CISCO、NEC、富士通、日立製作所、東芝といった国内外の主要ベンダーのリユース機器を幅広く取り扱っており、機器についても、サーバ本体(ラックマウント型/タワー型)のほか、ストレージ、ネットワーク機器、パーツ(メモリ、HDD、電源、RAIDカードなど)などを取りそろえる。自社で現在利用している機器を探すことはもちろん、10年前に生産停止になった機器やその代替パーツなどをハードウェア5000機、パーツ50000品もの在庫の中からすみやかに探すことができる。(在庫数は2011年9月現在)

また、スピーディーな顧客対応も、大きな魅力だ。電話、メール、FAXによる24時間対応を行っており、納期については、在庫があるものは平均で3~5日、場合によっては即日渡しも可能である。機器の故障や不具合は突発的に起こるものであり、代替品をスピーディーに調達することは予想以上に難しい。特に業務に影響を与えるクリティカルなシステムやきわめて短期の立ち上げが求められるネット事業でトラブルが発生した場合、注文から即日で調達できることは大きな助けとなる。

同サイトの最も大きな特徴と言えるのは、単なる「機器の購入サイト」ではなく、顧客のさまざまな要望に対応するための「サービスサイト」でもある点だ。リユース製品へのニーズが高まっているとはいえ、実際に利用しようとすると、中古品の信頼性などへの懸念から社内稟議が通りにくかったり、購入後の保証や保守サポートが議論の対象になったりするケースは少なくない。同サイトは、見積もりの相談や製品選択の判断をはじめとして、 故障や保守への対応、メーカー保守切れハードウェア(EOSL/EOL)製品に対する保守サービスの提供など、顧客が抱える課題に柔軟に対応するためのサポート窓口として機能しているのだ。

単なる通販サイトではない「リユースサーバ.net」

「リユースサーバ.net」の特徴を知るには、実際にサイトにアクセスしてみるのが早い。トップベージの構成は以下のようなものだ。

まず、左カラムに「商品検索」ボックスと、メーカー別に分けられた製品の項目リストが設けられている。これらは「特定の商品を探す」という目的を持ったユーザーが最もよく使う機能だ。

また、中央カラムには、「EOSL/EOLハードウェア保守サービス」などのページへのリンクと「カテゴリからパーツを探す」「更新新着情報」などへのリンクが配置される。ここで、サイト上でいま何がオススメなのか、どんな機器が入荷されているのかといった最新情報をつかむことができる。

右コラムは、「問い合わせフォーム」「Q&A」「相談デスク」といった、サイトを利用するユーザーが操作に困った場合や、次のアクションを起こそうというときに利用するものだ。

そして、上部のメニューには、サイト上で提供されるサービス内容やサポート内容、導入事例などへのリンクがまとめられている。メニューと右コラムはページが変わっても常に表示される仕組みだ。

では、実際にどのようして製品を購入し、購入後はどんなサービスが受けられるのか。この2点について、具体的に見ていこう。