前述のように、PCを複数台持っている場合のデータの共有化に便利なのが、「HDL-Cシリーズ」なのだ。「HDL-C」を家庭内ネットワーク上に接続させておけば、いつでも複数のPCからハードディスク内にアクセスできる。ファイルのやり取りを行なう際に、2台のPCの電源を入れる必要も、USBメモリーを抜き差しする必要もナシ。ここでは「HDL-Cシリーズ」の便利な使い方を、3つの例を挙げて紹介する。

【例1】2台以上のPCで音楽・映像ファイルを共有したい

音楽や映像ファイルは容量が大きいため、ノートPCやNetbookに保存しておくとすぐにハードディスクがいっぱいになってしまう。こんな状況で困っている人は、迷わず「HDL-Cシリーズ」を導入しよう。

音楽や映像ファイルをすべて「HDL-C」に保存しておけば、NetbookからでもデスクトップPCからでも場所を選ばず視聴できる。自宅で音楽や動画を視聴する場合、リビングにいるときはNetbook、書斎にいるときはデスクトップ。そんなジュークボックスのような使い方ができる。

【例2】大量の写真ファイルを保管したい

デジタルカメラでの撮影が趣味の人は、撮影した写真はすべて「HDL-C」に保存して、巨大な写真倉庫として活用してみよう。撮り溜めた写真がNAS上にあれば、いつでもどのPCからもチェックできて便利。写真を加工したいときはデスクトップPCから開き、ただ閲覧したいだけのときはNetbookから開く、そんな使い方がオススメ。

【例3】今後ネットワーク環境を構築したい

まだ家庭内にLAN環境は整っていないけど、今後もしかしたら構築するかも……「HDL-Cシリーズ」はそんな人にもオススメ! 「HDL-C」とPCをUSB端子で接続すれば、一般的なUSB外付けハードディスクとして機能する。そして、LAN環境が整ったときにNASとして接続すれば、即座にネットワークハードディスクとして使えるようになるのだ。