見えてきたAIの課題 - 業種を越えたIoT環境を実現するには何が必要か?

[2017/03/28 08:30]齋藤公二 ブックマーク ブックマーク

ソリューション

ガートナー ジャパンは3月16~17日、「エンタープライズ・アプリケーション戦略&アプリケーション・アーキテクチャ サミット 2017」を開催。同イベントのソリューション・プロバイダー・セッションでは、NTTデータ ビジネスソリューション事業本部 次世代技術戦略室 室長 谷中一勝氏が登壇。「”NTTDATA Enterprise IoT and AI”進化するIoTとAIのテクノロジーはどんな顧客価値を、いま生み出そうとしているのか」と題した講演を行った。

AIとIoTの融合が進む今、着目すべきは?

今年3月に「AI&IoTビジネス部」を設立し、企業による新領域でのビジネス展開を支援する体制を整えたNTTデータ。これまで同社は、トヨタ自動車やファナック、Preferd Infrastractureなどと協業して、ITやAI(人工知能)分野での取り組みに力を入れてきた。谷中氏の講演は、それらの事例を基に現在起こっているトレンドを押さえつつ、NTTデータが今後どのような取り組みを行っていこうとしているかを披露するものとなった。

谷中氏はまず、機械学習向けのGPU(Graphics Processing Units)で脚光を浴びるNVIDIAや、自動運転とアップデートの仕組みにいち早く取り組んだTesla、BMWやトヨタが出資する後付式車載センサーベンダーのnautoなどの取り組みを紹介。コネクテッドカーやスマートホーム、スマートファクトリーなどの分野で、AIとIoTの融合が進み、新しいビジネスが急速に立ち上がっていると解説した。

特にAI関連市場は、製造・自動車・小売・金融・広告・ライフサイエンスなどの分野で取り組みが活発化しており、2020年までに20兆円規模になると予測されている。

NTTデータ ビジネスソリューション事業本部 次世代技術戦略室 室長 谷中一勝氏

「IoTとAIのマーケットはITのプレイヤーが主導してきた領域と、製造やオペレーション分野のOT(Operational Technology)プレイヤーが主導してきた2つの領域がありました。現在は、そのITとOTが融合し、協業・共創の時代に移ってきています。ここで重要になるのは、融合したITとOT、AI、エッジコンピューティングといった技術を合わせて考えていくことです」(谷中氏)

例えばスマートファクトリーの分野では、工場内ネットワークがオープン化され、専用機で動作していたスタンドアロンアプリケーションのサーバ化や集約管理が始まっている。そこでカギになっているのが、エッジコンピューティングの技術だ。

また、エッジコンピューティングではいったんデータを分析しやすく加工したうえで、クラウド上に送る。ここで重要になるのが、やはりAIによる予測・制御である。さらに、クラウド上では、エッジコンピュータの集中監視や基幹システム連携なども行われる。

もっとも、課題もある。例えば、数百にも及ぶと言われるIoTプレイヤーのサイロ化が始まっていることだ。さまざまなプレイヤーとどう協業していくか、枠組みの設計自体が難しくなった。また、IoTプレイヤーの技術をどう組み合わせるかによって成否が左右されることも多くなった。こうした課題に、企業はどう立ち向かっていけばよいのだろうか。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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ガートナー ジャパンは3月16~17日、「エンタープライズ・アプリケーション戦略&アプリケーション・アーキテクチャ サミット 2017」を開催。同イベントのソリューション・プロバイダー・セッションでは、NTTデータ ビジネスソリューション事業本部 次世代技術戦略室 室長 谷中一勝氏が登壇。「"NTTDATA Enterprise IoT and AI"進化するIoTとAIのテクノロジーはどんな顧客価値を、いま生み出そうとしているのか」と題した講演を行った。

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