リクルートライフスタイルとリクルートペイメントは10月3日、決済サービス「Airペイ」を開始した。これまで「Airペイメント」としてクレジットカード決済サービスを提供してきたが、対応カードブランドを拡充するとともに、電子マネーやポイントプログラムにも対応する。

Airペイでは、Miura Systems製「M010」でクレジットカード6ブランドと交通系電子マネーの決済方式に対応するが、同社によると、スマートデバイスを用いたペイメントサービスとして両決済に対応するのは初めて。端末は、Bluetooth 4.0(BLE)でデバイスと接続し、充電後未使用の状態で最大7日間の電池持続時間となる。本体サイズは高さ103mm×横71mm×厚さ18mm、重量は119g。リーダー機能は、磁気ストライプとICチップ、NFC-A/B/Fに対応する。認定は、PCI-PTS v 3.0/EMV L1&L2/EMV ContactlessL1&L2/FeliCa。

Airペイと決済端末の「M010」

これまでVisaとMasterCardの2ブランドのみとなっていたクレジットカード決済だが、12月上旬よりJCBとAmerican Express、Diners Club、Discoverにも対応する。一方の電子マネーは、SuicaやICOCAなどに代表される交通系ICカード決済に「年度内を目処に対応する」(リクルートライフスタイル 執行役員 ネットビジネス本部 プロダクトデザインユニット長 戸田 洋平氏)。交通系以外にもネット系や小売系電子マネーも存在するが「そちらにも広げていきたいとは考えている」(戸田氏)としていた。なお、いずれも加盟店審査は別途必要となる。

また、ポイントプログラムでは、JCB加盟店で共通ポイントの付与・決済が可能になる「ポイントおまとめサービス POICHI」のスキームを活用し、別途専用アプリを導入することで各種ポイントプログラムを店舗が利用できるようになる。当初はTポイントとPontaからスタートするが、POICHI取り扱いプログラムが対象となるため、すでに発表されている楽天スーパーポイントなども今後対応していくものとみられる。

小売店がカード決済に踏み切れなかったポイントを解消

リクルートでは、Airレジをコアとする飲食店・小売店のIT化によるサポートで「5万円、10万円とかかるPOSシステムを置き換えてきた」(戸田氏)。「お店が何を求めるか」にフォーカスした商品開発を進める中で、決済サービスについて「初期コストがかかり、端末代や設定代、月額固定費、従量課金、手数料もかかる。端末を複数導入した場合のオペレーションの煩雑化や教育コストといったさまざまな制約から、店舗が決済手段を現金にとどめることが多かった」と戸田氏は指摘する。

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