日本マイクロソフトは9月6日と7日の両日、東京都内において、企業の経営層や業務責任者を対象にした自社イベント「Microsoft Foresight」を開催している。初日の基調講演に登壇した日本マイクロソフトで代表取締役社長を務める平野拓也氏は、「ビジネスに新たな価値をもたらす『デジタルトランスフォーメーション』」をテーマに講演。企業におけるデジタル変革の現状を、顧客事例を交えながら紹介するとともに、技術が果たす役割を展望した。

日本マイクロソフトで代表取締役社長を務める平野拓也氏

冒頭、平野氏は日本マイクロソフトのミッションについて、「革新的で安心でき、喜んで使ってもらえるクラウドとデバイスを提供すること」と説明。自動運転やロボット、遺伝子の分析、IoT(Internet of Things)、FinTechといった技術が牽引する社会変革を「第4次産業革命」とした上で、「(第4次産業革命は)クラウドやデジタルトランスフォーメーションなしに実現できない」と、デジタル変革の重要性を訴えた。

日本マイクロソフトでは、デジタル変革を推進している分野として「実店舗の接客も含めたマーケティングの自動化」「従業員のワークスタイル改革」「業務の最適化」「製品の変革」の4つを掲げている。基調講演では、それぞれの項目で実施している協業や取り組みが紹介された。

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