Sansan社は5月11日、東京スター銀行が法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」を導入したと発表した。

東京スター銀行では、営業活動において、顧客との接点情報を一元管理するシステムがないために営業先がバッティングするケースがあるなどの問題を抱えていた。そこで同行は、顧客と交換した名刺を起点に「いつ、誰が誰に会ったのか」という接点情報を可視化・社内で共有することで、接点情報を一元管理し、人脈を活用した新しい営業活動を実現できると考えたことから、役員と営業部門でのSansanの導入を決定した。

採用にあたっては、他のメガバンクや中央官公庁、大手企業への導入実績のほか、顧客接点を漏れなく管理する独自の人物データベース構造などが決め手になったという。

導入により、役職員の人脈を組織的に活用することでキーマンへの迅速なアプローチを可能にするなど、組織一丸となった営業活動の実現を目指す。また、各営業担当者がアプローチしている顧客をタイムリーに可視化することで、社内の競争力を高め、営業力の強化につながることを見込む。

東京スター銀行では、ゆくゆくは全社でSansanを活用し、さらなる組織営業力の強化と、名刺管理の業務効率化による生産性向上を視野に入れるとしている。