監視カメラが明らかにするユーザー体験の真実 - プロモーション&クリエイティブフォーラム

[2016/10/03 10:15]山田井ユウキ ブックマーク ブックマーク

マーケティング

あらゆるビジネスがIoT(Internet of Things)によって変わりつつある昨今、監視カメラ業界でも新たな潮流が生まれようとしている。単にカメラを使って監視するのではなく、映像を通して得たデータを収集・分析し、売上増につなげていこうとする動きである。

そのなかでも、現在注目されている技術が感情解析だ。映像に映った人物の表情から感情を解析することで、これまで見えていなかったさまざまな情報が引き出せる画期的な技術なのだという。

8月30日、31日の2日間にわたり開催された「プロモーション&クリエイティブフォーラム2016」では、そんな「ネットワークカメラ×感情解析サービス」を提供するアロバの代表取締役社長 白砂晃氏が登壇。ユーザー体験を「見える化」することでどんなメリットが得られるのかを語った。

ネットワークと監視カメラを組み合わせたビジネスの可能性

アロバ 代表取締役社長 白砂晃氏

アロバ 代表取締役社長 白砂晃氏

アロバは2015年、ルクレから分社化するかたちで設立された企業だ。代表取締役社長の白砂氏は、インターネット写真サービスを主な事業とするフォトクリエイトを設立した経歴を持っており、その経験からネットワークと監視カメラを組み合わせたネットワークカメラの可能性を強く感じていたという。

「2020年の東京オリンピックに向けて監視カメラ市場は伸びていくはず。さらに監視カメラがネットワークカメラに変わっていくと、映像を録画・再生するためのソフトウェアが必ず必要になります。そこで何か面白いことができるのではという思いから、アロバは分社化されました」(白砂氏)

同社が提供する監視カメラ向けソフトウェアからヒントを得たのが映像解析サービス「アロバビューコーロ」である。人数カウント、属性判別、リピーター判別や感情解析までできる点と、月額8,000円から導入可能というコストパフォーマンスの良さで導入社数を増やしているサービスだ。

顧客の属性や動線の追跡など顧客の詳細なデータが解析可能に

アロバビューコーロがヒットしている裏には、最近の監視カメラに対するニーズの変化があると白砂氏は語る。単に監視目的で導入するのではなく、売上アップのような『+α』の効果が求められるようになってきたというのだ。

確かに監視カメラが収集するデータは店舗にとって重要だ。性別や年齢、新規かリピーターかといった客の属性だけでなく、「店内をどう動いたか」という動線追跡、エリアの滞在時間、密集度なども測定することができる。

これらをもたらしたのは、カメラ自体の進化はもちろん、顔検出や顔認証といった技術の進歩である。導入コストも安くなりつつあり、防犯カメラの映像で画像解析する時代が本格的にやってきたのだ。

海外ではすでにこうした映像解析をマーケティングに取り入れる流れが盛んになっている。例えば解析ベンダーの米RetailNextが提供するシステムは、多くのアパレルや飲食店などで活用されているという。もちろん日本国内でも、NECの「Neoface」やオムロンの「OKAO Vision」、ABEJAの「ABEJA Platform for Retail」など多数のサービスが登場している。

>> マーケティング用カメラのゴールとは? - 東京サマーランド、セイバン、マツダの導入事例

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https://news.mynavi.jp/itsearch/2016/09/08/0831Aroba_thumb.jpg
あらゆるビジネスがIoTによって変わりつつある昨今、監視カメラ業界でも新たな潮流が生まれようとしている。なかでも、現在注目されている技術が感情解析だ。映像に映った人物の表情から感情を解析することで、これまで見えていなかったさまざまな情報が引き出せるという。8月30日、31日の2日間にわたり開催された「プロモーション&クリエイティブフォーラム2016」では、そんな「ネットワークカメラ×感情解析サービス」を提供するアロバの代表取締役社長 白砂晃氏が登壇。ユーザー体験を「見える化」することでどんなメリットが得られるのかを語った。

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