ミラクル・リナックスは6月22日、ホテルサンルートプラザ新宿が、デジタルサイネージシステム「MIRACLE VISUAL STATION」を採用したと発表した。

利用者の8割以上を海外からの宿泊客が占めるホテルサンルートプラザ新宿では近年、団体ツアーに加えて個人旅行の宿泊客も増加しており、インフォメーションサービスの多言語化の強化とともに、より多くの情報を提供できる仕組みが求められていた。

同ホテルでは、約10年前にデジタルサイネージシステムを導入していたものの、操作性やコンテンツ更新のスピードに難があるなど運用面の課題が多かったことから、システムの刷新を検討。複数のデジタルサイネージシステムを比較した結果、コンテンツの配信から表示までの速度や、耐久性などが評価され、MIRACLE VISUAL STATIONの採用に至った。採用の決め手は、導入までの支援を施工会社とミラクル・リナックスが連携して行うという点にもあったとしている。

導入後、全ての宿泊客が行き来するエントランスに65インチのモニタを2台並べて設置。現在は4名のスタッフがデジタルサイネージのコンテンツ作成から配信、表示、更新を行っており、モニタにはフロアマップやリムジンバスの時刻表、宴席案内などの情報が、日本語、英語、中国語、韓国語で表示される。

導入により、多言語によるコンテンツ配信が手軽に実現できるようになったほか、提供できる情報が充実し、フロントスタッフの問い合わせ対応業務が軽減したという。今後同ホテルは、配信するコンテンツを充実させ、サービスのさらなる拡充を目指す。