ドワンゴ、社内の新サービス開発基盤に「Red Hat OpenStack Platform」を導入 [事例]

[2017/05/10 13:40] ブックマーク ブックマーク

クラウド

レッドハットは5月10日、ドワンゴが自社内の新サービス開発基盤に「Red Hat OpenStack Platform」を導入したと発表した。

ドワンゴは、動画サイト「ニコニコ動画」「ニコニコ生放送」といったポータル事業のほか、音楽配信事業、モバイル向け事業などを展開し、インターネット上でエンタテインメントコンテンツを提供する。

なかでも、有料会員だけで252万人を超えるポータル事業のメインユーザーは10代~30代のデジタルネイティブ世代が占めており、そうしたユーザー層に向けたサービス運営にあたっては、変化を見越した継続的な改善や新規サービスの開発が必須となっていた。

同社では従来、開発部門でシステム環境が必要になると、インフラ部門が仮想サーバを作成し、OSやミドルウェアをセットアップした後にネットワークなどを設定して引き渡していた。一連の工程には手作業も多く、手間も時間もかかっていたという。また、用意する環境には物理サーバと仮想サーバが混在しており、一元管理ができていないことも問題視されていた。

こうした課題を解決するために新たな開発インフラの構築を決定し、検討を開始。オープンソースソフトウェアであり、コミュニティ活動が活発で情報を入手しやすい「OpenStack」が浮上した。コミュニティ版の「RDO」のほか、各社が提供する商用ディストリビューションを比較した結果、Red Hat OpenStack Platformの採用に至った。

選定にあたっては、外部ネットワークを複数保持する自社データセンター内ネットワークの構成に柔軟に対応できることや、企業導入実績が豊富であることなどが決め手になったという。

環境は、1,000台の仮想サーバを運用できる規模を想定し、コントロールノードや監視、ログ収集、Red Hat OpenStack Platformのdirectorなどが同居したサーバを4台、仮想サーバを動かすコンピュートノードを十数台で構成。サービス単位でテナントに分け、そのなかで開発者が自由に仮想インスタンスの作成・破棄などを行えるようになった。2017年3月時点で、既に十数個のサービスで利用される。

Red Hat OpenStack Platformの導入により、開発インフラ提供の自動化が実現され、セルフサービスによる省力化とリードタイム短縮を実現。新しい開発サーバを立てる時間が大幅に削減され、以前は仮想サーバの引き渡しまでに数日かかっていたところが、今では10分ほどで完了するとしている。

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レッドハットは5月10日、ドワンゴが自社内の新サービス開発基盤に「Red Hat OpenStack Platform」を導入したと発表した。

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