「医療脱毛は痛い」
こんなイメージを持っていませんか?
クリニックで行う脱毛では、医療用のレーザー脱毛機器を使用するため、痛みに不安がある人はそんなイメージで医療脱毛を避けてしまう傾向にあります。
この記事では、医療脱毛の痛みが実際どの程度なのか、また、部位によって異なる痛みの感じ方やその対処方法などを解説していきたいと思います。
医療脱毛はどれくらい痛い?
痛みの感じ方には個人差がありますが、一般的に医療脱毛で感じる痛みは、以下のように表現されることが多いです。
・チクッとした痛み
・ピリッとした痛み
・輪ゴムではじかれたような痛み
・ヒリヒリした痛み
痛みの感じ方にも個人差があるため、絶対に痛くないと言い切ることはできませんが、痛すぎて耐えられないということはまずあり得ませんので、痛さを理由に医療脱毛を敬遠する必要はなさそうです。
多くのクリニックではカウンセリング時に体験照射を行っていますので、不安な人は契約前に体験してみることをおすすめします。
>>体験照射が可能な医療脱毛クリニック16選! 体験のはしごはOK?
太くて濃い毛であるほど痛みが強い
医療脱毛で使用されるレーザーはメラニン色素に反応するため、一般的に太くて濃い毛であるほど痛みを感じやすいといわれています。
逆に、細い毛やうぶ毛などの場合は、比較的痛みが弱くなります。
痛みを感じやすい部位は?
部位によっても、痛みの感じ方は異なります。特に痛みを感じやすいのが、以下の部位です。
・毛が太く濃いVIOやワキ
・皮膚が薄い顔やひざ下
毛が太く濃いVIOやワキ
前述したように、毛が太くて濃いほどメラニン色素に反応するため、痛みを感じやすくなります。VIOやワキの体毛は太くて濃いため、特に痛みを感じやすい部位と言っていいでしょう。
ただし、脱毛照射を重ねて徐々に毛が薄くなると共に、感じる痛みも軽減していきます。最初の照射時が一番痛みを感じやすいので、初回の照射の痛みが不安な人は、事前にその旨を相談しておくことをおすすめします。
皮膚が薄い顔やひざ下
顔やひざ下といった部位は、体毛が濃いわけではありません。しかし、どちらも皮膚が薄く骨に近いため、痛みを感じやすいといわれています。
医療用レーザー脱毛が痛みを感じやすいといわれている理由
医療用レーザーはメラニン色素に反応するという点に触れてきましたが、ここではなぜメラニン色素に反応する医療用レーザーで痛みを感じやすいのか、という点について取り上げていきます。
痛みの理由は発生する「熱」が原因
そもそも、なぜレーザーで脱毛が可能なのかというと、レーザーは毛に含まれるメラニンの黒色に反応して熱エネルギーを発するため、毛包と毛乳頭にダメージを与えて熱変性を起こし毛の成長を阻害するという仕組みになっているからです。
レーザーは成長期の毛に対して脱毛効果を発揮するので、何度かレーザー照射を繰り返すと、当てた部位からは毛がほとんど生えなくなります。
この時に発生する熱こそが痛みを感じる原因になるというわけですね。
レーザー脱毛は医療行為となるため、医師が常駐する医療機関でしか受けることができません。
脱毛サロンの光脱毛は出力が弱いため、痛みを感じにくい
一方で、脱毛サロンで使用されている脱毛機器は「光脱毛」と呼ばれています。
レーザーではなく光エネルギーを照射する脱毛方式で、照射エネルギーがレーザーよりも弱く、痛みが少ないというメリットがあります。
ただし、脱毛効果もクリニックで使用されている医療用レーザーよりも弱くなります。
・痛みを最小限に抑えたいと希望する人は光脱毛を行っている脱毛サロン
・多少の痛みはあっても脱毛効果を高めたい人は医療脱毛
こんな基準で選択をしてもいいのではないでしょうか。
いずれにしても、痛みの感じ方には個人差がありますので、まずは体験照射を受けて我慢できる程度かどうかを確認してみることをおすすめします。
医療脱毛の痛みは使用するレーザーによっても異なる
実は、医療脱毛と言っても、クリニックによって使用する脱毛機器は異なります。
脱毛機器に搭載されているレーザーの種類も異なるため、痛みの感じ方や効果も大きく変わってきます。
現在、主に利用されているレーザーの種類は、以下の4種類です。
・ヤグレーザー
・アレキサンドライトレーザー
・熱破壊式ダイオードレーザー
・蓄熱式ダイオードレーザー
レーザーの種類 | 特徴 |
ヤグレーザー | レーザーの波長が長く、太い毛に効果的 |
アレキサンドライトレーザー | レーザーの波長が短く、メラニン色素に強く反応するので日焼けした肌はNG |
熱破壊式ダイオードレーザー | 中間的な波長で、うぶ毛にも効果的 |
蓄熱式ダイオードレーザー | 肌全体をじっくりと温める蓄熱式のため、痛みが少ない |
蓄熱式ダイオードレーザー以外は、熱によって毛包にダメージを与える「熱破壊式」と呼ばれる仕様です。「蓄熱式」はじっくりと肌を温めながら、バルジ領域と呼ばれる毛の発育に関わる部分にアプローチする仕組みです。
そのため、上記のレーザーの中で一番痛みを感じにくいといわれています。
蓄熱式ダイオードレーザーを搭載した代表的な脱毛機器は、以下の2種類。
・メディオスター NeXT PROに代表されるメディオスターシリーズ
・ソプラノアイス・プラチナムに代表されるソプラノシリーズ
痛みが苦手な人は、上記の脱毛機器を導入しているクリニックを選ぶと安心です。
なお、各レーザーの違いについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
>>医療脱毛クリニックおすすめ17選! 全身・部位別料金を解説
蓄熱式ダイオードレーザー搭載の脱毛機器を使用するクリニック3選
では、実際に蓄熱式ダイオードレーザー搭載の脱毛機器を導入しているクリニックをご紹介していきます。
今回は、全国展開をしている人気のクリニックを厳選しました。近くに院があるかを確認してみてください。
フレイアクリニック
- 全身脱毛が149,600円(税込)で受けられる
- 日焼けした肌でも施術が可能
- 駅チカで平日は21時まで営業と通いやすい
全身脱毛+VIO (顔を除く) |
149,600円(税込)/5回 |
ワキ脱毛 | 22,000円(税込)/5回 |
VIO脱毛 | 99,000円(税込)/5回 |
脱毛機器 | ・メディオスター NeXT PRO(ダイオードレーザー) ・メディオスターモノリス(ダイオードレーザー) |
診療時間 | 平日 12:00~21:00 土曜、日曜、祝日 11:00~20:00 ※休診日 年末年始、臨時休業日 |
人気の理由 | 全身脱毛が149,600円(税込)、1年~1年半で完了という施術の受けやすさが人気のクリニックです。
痛みの少ない蓄熱式の医療用レーザー脱毛を採用しているため、日焼けした肌でも施術が可能な場合があります。 顔やVIOの部位別コースも選択できるので、必要な箇所のみの利用も可能です。 |
公式HP | https://frey-a.jp |
リゼクリニック
- 全国24院展開、医療脱毛専門としては最大手
- 追加料金が一切かからない
- キャンセル料がかからない
全身脱毛 (顔・VIO付き) |
198,000円(税込)/5回 |
ワキ脱毛 | 19,800円(税込)/5回 |
VIO脱毛 | 81,600円(税込)/5回 |
脱毛機器 | ・メディオスター NeXT PRO(ダイオードレーザー) ・ジェントルヤグプロ(ヤグレーザー) ・ラシャ(ダイオードレーザー) ※院によって異なります |
診療時間 | 10:00~14:00/15:00~20:00 ※院によって異なります |
人気の理由 | 3種類の脱毛機器を用意。より高い効果が得られるように、肌の性質に合わせた機器を使用します。
医師と女性スタッフによる無料のWカウンセリングを実施することで、医学的な説明からメンタル面のケアまでサポート。周囲に話しにくい悩みでも安心して相談できます。 痛みに弱い人のために2種類の麻酔を用意。痛みに不安がある人は事前に相談しましょう。 |
公式HP | https://www.rizeclinic.com/ |
リアラクリニック
- 最短5カ月とスピーディーに脱毛できる
- 痛みが少ない脱毛機器を使用
- さまざまな肌質や毛の色に対応
全身脱毛 (顔・VIOを除く) |
141,900円(税込)/5回 ※分割払いで月々2,800円(税込)、60回払い |
ワキ脱毛 | 11,000円(税込)/5回 |
VIO脱毛 | 96,800円(税込)/5回 |
脱毛機器 | メディオスター NeXT PRO(ダイオードレーザー) |
診療時間 | 11:00~20:00 ※院によって異なります |
人気の理由 | 蓄熱式の脱毛機器を使用しているので、施術時間と期間が短縮でき、最短5カ月で脱毛が完了します。
顔とVIOを含まない通常の全身脱毛も141,900円と、手軽に医療脱毛が受けられます。 1回あたりの照射時間が40分~60分と、短時間な脱毛が受けられる点も特徴です。 |
公式HP | https://reala-clinic.com/ |
少しでも痛みを抑えるために意識したいこと
最後に、少しでも痛みを抑えて医療脱毛を受けるために気をつけたいこと、クリニック側にリクエストしたいことなどをまとめます。
日焼けを防ぐ
今回紹介したように、医療用レーザーはメラニン色素に反応するという性質を持っています。そのため、肌が日焼けをしてメラニン色素が増えていると、レーザーが反応して痛みを感じることがあります。
また、日焼けしたばかりの肌は炎症を起こしている状態にあるため、その状態でのレーザー照射は肌トラブルの原因にもなります。脱毛中は、極力日焼けを避けるようにしましょう。
肌の乾燥を防ぐ
乾燥すると、肌のバリア機能が低下します。水分量が低下し、皮膚にレーザーの刺激が直接伝わってしまうため、健康な状態と比べて痛みを感じやすくなってしまうのです。
日焼けを防ぐと共に、日々の保湿ケアを欠かさないように心がけましょう。
ホルモンバランスを整える
ホルモンバランスが乱れると、肌が敏感になるため痛みを感じやすいといわれています。普段の生活リズムを整えて、ホルモンバランスを健全に保つように意識してください。
また、生理中はホルモンバランスが乱れやすく、普段よりも肌が敏感になっています。生理中の施術は避けて予約するようにしましょう。
麻酔を利用する
どうしても痛みが気になる場合や我慢できない場合は、麻酔が利用できないかクリニックに相談してみましょう。
クリニックによっては、笑気麻酔や麻酔クリームなどが用意されていますので、カウンセリング時に確認しておくと安心です。
事前にテスト照射で脱毛機器との相性を確かめておく
クリニックによって使用する脱毛機器・レーザーの種類は異なるため、不安な人はカウンセリング時に体験照射を受けておくことをおすすめします。
痛みを感じにくい脱毛機器を採用しているクリニックを選ぶ
この記事でご紹介したように、蓄熱式ダイオードレーザーには痛みを感じにくいという特徴があります。
痛みが苦手な人は、まずは蓄熱式ダイオードレーザーを搭載した脱毛機器を導入しているクリニックで話を聞いてみることをおすすめします。
まとめ
医療脱毛は痛いというイメージが先行していますが、実際の痛みは耐えられないほどというわけではありません。
痛みの感じ方には個人差がありますし、部位によっても痛みの程度は異なります。
また、照射するレーザーの種類によっても痛みの感じ方は異なりますので、痛みに不安がある人は脱毛機器の種類でクリニックを選ぶことをおすすめします。
(Akina)
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。あらかじめご了承ください