マイクロソフトは、5月8日に2009年5月におけるセキュリティ情報の事前通知を発表した。事前通知とは、5月13日に正式に発表されるセキュリティ情報をあらかじめ通知するものであり、現時点では、セキュリティ情報の識別名としてソフトウェア名を使用している(正式な公開時には、セキュリティ情報ID番号が付与される)。識別名は"PowerPoint"となる。
緊急なセキュリティ情報
今回、発表された「緊急」に該当するセキュリティ事前通知は1件で、以下の通りである。
Microsoft Officeスイートおよびソフトウェアのセキュリティ情報にて影響を受けるソフトウェアは次の通り。
- Microsoft Office PowerPoint 2000 SP3
となっている。リモートでコードが実行されるというものである。
重要なセキュリティ情報
また、同時に「重要」なセキュリティ情報も発表された。
- Microsoft Office PowerPoint 2002 SP3
- Microsoft Office PowerPoint 2003 SP3
- Microsoft Office PowerPoint 2007 SP1およびMicrosoft Office PowerPoint 2007 SP2
- PowerPoint Viewer 2003 SP3
- PowerPoint Viewer 2007 SP1およびPowerPoint Viewer 2007 SP2
- Word/Excel/PowerPoint 2007ファイル形式用Microsoft Office互換機能パック SP1およびWord/Excel/PowerPoint 2007ファイル形式用Microsoft Office互換機能パック SP2
いずれもリモートでコードが実行されるというものである。正式なセキュリティ情報が発表されるまで、注意をしていただきたい。