こんにちは、阿久津です。Windows 10の背景に好きな画像を設定している人は多いでしょう。しかし、「設定」の<個人用設定/背景>では、過去に選択した画像ファイルの履歴が並び、既定の背景画像を参照できなくなります。
個人的なPCなら構いませんが、業務に併用するPCの場合は困るのではないでしょうか。画像ファイル自体は「%SystemRoot%\Web」フォルダーに保存されていますが、それを参照するのも面倒な話でしょう。そこで今回はレジストリを操作して、既定の背景画像を復活させるチューニングをご紹介します。
1. 管理者権限でレジストリエディターを起動します。 2. レジストリエディターが起動したら、HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Wallpapersキーを開きます。 3. 文字列値「BackgroundHistoryPath0」から「BackgroundHistoryPath4」までを削除します。 4. <×>ボタンをクリックして、レジストリエディターを終了します。 |
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これで操作が完了しました。
レジストリエディターが起動したら、HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Wallpapersキーを開きます。「BackgroundHistoryPath0」から「BackgroundHistoryPath4」までを選択して右クリック。メニューの<削除>をクリックします |
それでは結果を確認しましょう。デスクトップのコンテキストメニューから「設定」の<個人用設定/背景>を開いてください。背景画像が既定に戻ったことを確認できます。
Windows 10の背景画像設定は、文字列値「BackgroundHistoryPath0」「BackgroundHistoryPath1」「BackgroundHistoryPath2」「BackgroundHistoryPath3」「BackgroundHistoryPath4」に画像のフルパスを格納し、<個人用設定/背景>はこれらの情報を参照して表示する仕組みです。
規定の背景画像を1つ1つ選び直してもよいのですが、Windowsとレジストリ操作に慣れているなら、レジストリエントリーを削除した方が便利ではないでしょうか。また、背景画像として過去に選択した画像ファイルをストレージから削除すると、下図のようにデスクトップのサムネイルが真っ暗になります。
それでは、また次号でお目にかかりましょう。
阿久津良和(Cactus)