これまでのWindows 11で無線LANアクセスポイントのパスワードを確認するには、netshコマンドを使わなければならなかった。だが、CanaryチャネルのWindows 11 Insider Preview ビルド23466以降は簡単になる。

  • 「設定」で「ネットワークとインターネット/Wi-Fi/既知のネットワークの管理」を開き、対象の無線LANアクセスポイントの矢印アイコンをクリック/タップする

  • 「Wi-Fiセキュリティキーの表示」にある「ビュー」をクリック/タップする

  • 登録済みのパスワードがダイアログで表示される

これでルーターの背面に書かれた無線LANアクセスポイントのパスワードをのぞき込むことも、パスワードを管理しているアプリやテキストファイルを開く必要はない。また、パスワードを文字列としてコピー&ペーストすることも可能だ。

  • ダイアログにあるパスワードをドラッグ操作で選択し、コピー&ペースト操作でテキストエディターなどに貼り付けられる

GUI操作が充実する素晴らしい改善である。ただ、お使いの環境で操作する場合は「既知のネットワークの管理」に並ぶ「忘れる」ボタンに注意してほしい。ユーザー確認もなく一発削除となるからだ。

ワンクリックで削除できる利便性と、操作ミスによる情報削除がトレードオフになっているが、このあたりは安定版Windows 11で機能実装する頃には、もう少し成熟するだろう。個人的にはWindows 11 バージョン23H2に期待したい。