筆者の環境は問題なく動作しているが、先日正式リリースされたMicrosoft Edge(以下、Edge)バージョン105が起動できないトラブルが発生しているという。
バージョン105.0.1343.25リリース後に発覚したセキュリティホールCVE-2022-3075は翌日に修正されているものの、起動できないトラブルには未対処である。
MicrosoftのSean Lyndersay氏によるツイートによれば、次の安定版アップデートで修正されるようだ。同氏によれば廃止したポリシーがEdgeの起動を阻害しており、以下の手順で問題を回避できる。
reg delete "HKCU\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge" /v MetricsReportingEnabled /f reg delete "HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge" /v MetricsReportingEnabled /f |
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今回削除しているDWORD値「MetricsReportingEnabled」は、使用状況とクラッシュ関連のデータレポートを有効にするものだが、バージョン86の時点で廃止を決定し、バージョン89で非推奨に移行した。すでにバージョン番号も三桁を数え、数年前の設定であることから、被害も一部にとどまっているのだろう。