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クイックアクセスメニューの変更は予定調和

Windows 10 Creators Updateのクイックアクセスメニューに並んでいたコマンドプロンプトは、Windows PowerShellに置き換わり、コントロールパネルは「設定」に変更されている。前者は以前からアナウンスされてきたとおりで、後者も当初からの予定だった、コントロールパネルから「設定」への移行がさらに進んだ結果と言えるだろう。今回は、コマンドプロンプトやコントロールパネルの起動方法を紹介する。

Creators Updateのクイックアクセスメニュー。既定がWindows PowerShellに変更され、コントロールパネルは取り除かれた

コマンドプロンプトの起動と設定変更

単にコマンドプロンプトを起動する場合は、タスクバーの検索ボックスを使うのが1番簡単だ。「cmd」と入力すれば「コマンドプロンプト」が検索されるため、そのまま選択すればよい(なお、Windowsキー＋Rキーで呼び出す「ファイル名を指定して実行」を使用しても構わない)。

「Win」+「S」キーを押すなどして検索ボックスを開き、「cmd」と入力。検索結果の「コマンドプロンプト」をクリック/タップすれば、コマンドプロンプトが起動する

管理者権限で起動する場合は同様の操作で検索し、コンテキストメニューの「管理者として実行」を選択する。コマンドプロンプトの使用頻度が高い場合はスタートメニューやタスクバーにピン留めするのもよい方法だ。

管理者権限が必要な場合は、検索結果の「コマンドプロンプト」を右クリック/長押しし、「管理者として実行」をクリック/タップ

Windows PowerShellを使う機会がない場合は、クイックアクセスメニューの構成を変更しよう。「設定」の「個人用設定/タスクバー」に並ぶ、「［スタート］ボタンを右クリックするかWindowsキー＋Xキーを押したときに表示されるメニューで、コマンドプロンプトをWindows PowerShellに置き換える」のスイッチをオフに切り替えれば、以前のようにコマンドプロンプトがメニューに並ぶ。

検索ボックスを開いて「タスクバー」と入力し、検索結果の「タスクバーの設定」をクリック/タップ

「［スタート］ボタンを右クリック～」のスイッチをクリック/タップしてオフに切り替えると、クイックアクセスメニューにコマンドプロンプトが復活

コントロールパネルの起動

コントロールパネルは昔から「control.exe」を経由して起動しているため、ファイル名を検索キーワードにすれば、簡単に起動できる。また、検索時の遅延が気になる場合は「ファイル名を指定して実行」をおすすめしたい。

検索ボックスを開いて「control」と入力し、検索結果の「コントロールパネル」をクリック/タップ

「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、「control」と入力して「OK」ボタンをクリック/タップ。この方法でもコントロールパネルを起動できる

なお、コマンドプロンプトもコントロールパネルも、当該の実行ファイルを呼び出しているため、エクスプローラーのアドレスバーから起動する方法もおすすめの一つだ。キー操作のみでコマンドプロンプトやコントロールパネルを起動できるため、キーボード派の人は覚えておくとよいだろう。

「Win」+「E」キーを押してエクスプローラーを起動し、「Alt」+「D」キーを押してアドレスバーにフォーカスを移動。そして「cmd」もしくは「control」と入力して「Enter」キーを押せば、前者ならコマンドプロンプト、後者ならコントロールパネルを起動できる

阿久津良和(Cactus)