筆者は現在、アクティブなブログで5つを使い分けて運営している。複数のブログを更新する際には、各ブログの管理画面に入って書くのでは効率が悪い。また、画像のアップロードも1つ1つ指定しているのではあまりに面倒くさい。

そこで使っているのが「ecto」というブログエディタだ。有料のソフトウェアだが、使い勝手はとても良い。複数のブログへの投稿が行え、カテゴリやタグも指定できる。任意の日時に設定することも可能だ。

ブログが左側に並び、記事一覧が右に並ぶ。Mail.appなどのメールクライアントに似た3ペインのインタフェース

名称 ecto
バージョン 1.1.3(Mac OS X 10.2) / 2.4.2(Mac OS X 10.3/10.4) / 3 beta(Mac OS X Leopard)
動作環境 Mac OS X 10.2以上
ジャンル エディタ
開発者 Adriaan Tijsseling
種別 シェアウェア
ライセンス オリジナル(ユーザー登録$17.95 / 21日間のフリートライアルあり)

画像のアップロードがXML-RPC経由やflickrプラグインを利用するのみで、FTPアップロード機能がないのが個人的には難点ではあるが、通常のブログ運営の中では困ることはないだろう。画像はサムネイル化したり、縮小したりといったことがドラッグ & ドロップだけで簡単に行える。

文字の装飾はもちろん、HTMLソースを表示して細かくレイアウトを制御することも可能だ。他にもAmazonアソシエイト向けのタグ埋め込みをサポートする機能もある。

記事詳細。文字装飾なども簡単に行える

Mac OS XらしくiPhotoやiTunesと連携してメディアを埋め込む機能があるなど、Mac OS Xを使いこなす方にはぴったりだ。ブログエディタは様々なものが存在するが、個人的にはそれぞれ試してみた結果、ectoに落ち着いた。オフラインで記事を書き溜めておいたり、複数のブログを使うことが多い方は使ってみてほしい。