私は一日中口に何かを入れている気がする。

「暇な奴ほどデブる」という言葉があるように、退屈だと腹が減っていなくてもつい口に食べ物を入れてしまうものだが、暇かと言われれば全然暇ではない。

しかし、やることは山ほどあるが、その全てが「やりたくないこと」なのが問題なのである。

今もそのやりたくないことの筆頭である原稿に向かっており、今私を笑わせると口から毒液みたいなものを吐くが、これはコーラ味のエナドリなので私以外には無害な物質なので安心してほしい。

やりたくないことに向かっていると、人は現実逃避をしたくなる。

テスト前に無性の部屋の掃除がしたくなる現象だが、もう今の中高生にこの現象は通じないことだろう。

今の若人には掃除の代わりに、スマホ、タブレット、YouTube、ショート動画が待ち受けているのだから過酷である。

逆にあれだけ誘惑が少なかった時代にさえ勉強に向かえなかった我々はブッたるんでいたとしか言いようがない。

そして当時掃除に向かっていた子どもは、今は見事仕事中にスマホに向かう中年になっているのだが、それだと本当に仕事が進まず餓死するので、何とかスマホを大遠投して机に向かう。

しかし、それでも仕事はしたくない、もう仕事以外なら何でもしたいという気になってくる。そこで机に向かったまま、何なら仕事しながらでもできる仕事以外のことをしようとするのだ。

それが「口に何かいれる」という行為であり、仕事をしている間ずっと机にある飲食物を口に入れている状態になっているのだ。

だとしたら、現在私の体重が3桁を突破し、ミケ専に爆モテしてないのが不自然と思うだろうが、ずっと口に炭酸水やコーヒー、グミやチョコが入っているため、かえって日中普通の食事が口に入る隙がないという状況だ。

正直健康に悪いし、仕事も結局は滞っている。

もしかしたら私は飲食が好きなわけではなく、口に物を入れたり噛んだりすることによる「刺激」で仕事から気を逸らしたいだけなのかもしれない。

そこで去年導入したのが、シリコン製の「歯固め」である。

歯固めとは、赤ちゃんが噛む用の玩具だ、別に大人ようの歯固めがあるわけではなく、ガチ赤ちゃん用のものを使っている。

世の中には赤ちゃん用玩具を使っている中年がいるのだ、ニチアサを見ている大人ごときにガタガタ言うべきではない。

結果からいうと、味のしないシリコンより、やはり味がする飲食物の方に手が伸びるので「素直にシリコンを噛み続けてくれる赤さんの方が賢い」という事実が判明しただけだが、逆に乳幼児は食べ物以外を誤飲するリスクが高く、子ども向け商品は誤飲を防ぐ対策が必須となっている。

人気グミそっくりのハンドクリーム、誤飲対策はやりすぎることはないかも

  • 塗るタイプのコロロ、見た目があまりにもおいしそうすぎたのかもしれません

    塗るタイプのコロロ、見た目があまりにもおいしそうすぎたのかもしれません

そんな中、誤飲をさせようとしているとしか思えない商品が炎上したそうだ。

それが「グミのようなハンドクリーム」である。

人気グミである「コロロ」と化粧品メーカーがコラボして作られた商品であり、発売するや否や「グミと間違えて子どもが食べる恐れがある」と批判が相次いでいた。

グミそっくりなのはパッケージだけであり、そこからクリームを絞り出して使うのだが、何せガワがコロロなのだ。

「絞り出して食うタイプのコロロが発売した」と、一瞬で間違った理解をしてしまい、コンデンスミルクのように直食いしてしまう恐れもゼロではない。

パッケージには食べ物ではないという注意が3か所ほど記載されており、今のところ誤飲事故はないようだが、これはリスクが高すぎるとして対応を求める声があがった。

だがメーカーは、商品回収などはせず「お前らがより一層気をつけろ」という対応だったため、それ込みで炎上したようだ。

よく「ユーザーをバカにしてはいけない」というが、安全対策に関してはこれを使う奴は全員バカだと思ってやった方がいいので、馴染みのある食べ物を模した食べ物じゃない商品という企画の時点で、かなり危うかったといえる。

しかし、食べ物と誤認しないことは大事なのだが、子どもは食べ物じゃないと分かった上で口に入れることもある。

乳幼児ならやむなしと思うかもしれないが、小学生になっても、香り付き練り消しとか、いい匂いがするビーズとかをワンチャンかけて口にいれていたので、コロロもハンドクリームとわかって挑戦する子どもは現れるだろうし、何だったら大人だってやるかもしれない。

人間は基本的に死ぬまで口に何か入れるのが大好きなのだ、誤飲対策に関しては常に口唇期の乳児を対象にしていると思って作ってほしい。