GoogleデスクトップとEVERNOTEを組み合わせると、デジタル情報を非常に効率よく活用することができます。ローカルファイルとウェブ上の情報を同時に検索できるGoogleデスクトップは、情報についてさまざまなことを教えてくれます。

よくある問題:実はGoogleで検索できていた

本連載の第36回で私は、次のような内容のことを書きました。

『データをGmail経由でEVERNOTEへ登録することで、弱点である検索機能を補うハックを紹介します。』

申し訳ありません。今やこのような「これはこれで面倒くさい」工夫は、まるで必要ありませんでした。

ライフハック:Googleデスクトップで検索しよう

EVERNOTEの中の単語も、Googleデスクトップで見事に検索できてしまうのです。

このように、EVERNOTEとローカルファイルの情報を同時に検索できる

したがって、Gmailを経由するなどという方法をとらなくても、Googleの検索能力を、EVERNOTEデータを対象に使うことができます。私はMacで試しただけですが、非常に便利に使えています。

Googleデスクトップを使い慣れている人からすれば、当たり前すぎる情報でしょうが、あえて付け加えておきますと、Googleデスクトップをインストールすれば、ホットキーで呼び出せます。

ホットキーを押せば直ちに検索を開始できるので、注意をそらされることもない

WindowsであればCTRL×2。Macなら、command×2です。もしも普段このホットキーをお使いでなければ、ぜひ今すぐ試してみてください。「ググる」ことの便利さを実感されている方なら、二度と手放せなくなるでしょう。

そして、ホットキーでGoogleデスクトップを呼び出して、そこからEVERNOTEのデータも一発検索する便利さになれてしまうと、これ以外のメディアにメモを保存する気に、とうていなれなくなります。

Gmailにすればいいじゃないか、という方もいらっしゃいますが、Gmailはローカルではちょっと使いにくいと、個人的に感じます。私の場合にはその他に、Gmailのラベル機能は階層化できないのも残念ですし、メールとメモを混ぜたくない、という気持ちも強いのです(一元化したい、と望まれる人も多いでしょう。この辺はもはや、認知の性向の違いです)。

ライフハック2:Googleデスクトップから調べる

もうひとつ、ここでついでに言及しておきたいのは、「ググる」のに「Googleデスクトップから」という習慣をつけておくと、何かといいことがあります。

脳科学者の茂木健一郎さんがテレビで、「現代の人はどちらかと言えば前倒しで生きていて、新しい情報へ情報へと突き進んでいる」という意味のことを指摘していましたが、私自身のもそのことをたびたび反省します。

Googleデスクトップは非常に便利なツールで、デスクトップ内でヒットした検索一覧を示すとともに、ウェブからの検索を選択することもできます。したがって、ローカルのHDDからもウェブからも「ググって」くれるわけです。

大事なのは、デスクトップ検索が優先的に示される点で、これのおかげで、たとえば以前、自分が検索したことのあるウェブクリップなども教えてもらえます。そうすると実に多くのことを、自分ですでに調べていると、気づかされるのです。

特に「新しもの好き」の人ほど、すでに知っていること、すでに見聞きしたものを軽く見てしまう傾向があります。これは感じ方の問題に近いので、それ自体をあまり問題視はできないのですが、すでに見聞きしたからと言ってよく知っているとは言えないし、まして身につけているとは言えないのは、いまさら言うまでもないことです。

しかし、どうしてもすでに見知ったことに注目させまいとする、人間の脳の機能のおかげで、私たちは「知らないこと」「未知のこと」「新情報」をありがたがってしまうのです。情報の価値としては、以前に示されたことの方がずっと有意義な情報だったとしても、「それはもう知っている」という一言で片付けてしまうのです。

デスクトップ検索から検索することが習慣になると、ネット上にあることよりも自分のローカルファイルの方に、ネタの材料や、役に立つアイデアが頻繁に見つかることがわかって、心強くなります。これはインターネットや最新の雑誌が役に立たないということではなくて、過去の自分も意外に「いい仕事」をしているという程度の話ではありますが。

まとめ

話を冒頭の、Googleデスクトップ+EVERNOTEの話題に戻します。 EVERNOTE内のデータを、Googleデスクトップから検索できるということになると、検索はGoogleデスクトップ一本に絞れば、デジタル情報は事実上一元化できたことになります。

インターネット、ローカルファイル、Gmail、そしてEVERNOTEに情報をとりためていけばいいのです。それらをシームレスにGoogleデスクトップから検索すればいいのです。

そして、Googleデスクトップで単語検索するよりも、もっとマニュアル的に検索したいときのために、フォルダ、ラベル、階層タグで整理しておけばよいでしょう。その他、検索対象がもっと絞られているのなら、アマゾンや楽天といった特定の対象に絞った検索データベースを持ったサイトを検索すればいいということになります。

徐々に私たちの情報環境は、特別な知識などなくても扱えるように、整備されてきていると思います。こう考えてくると本当に残るのは、アナログの情報と、しばらくたつと消えてしまう、一部新聞記事の情報だけになってきています。