正解はこちら!
【答え】「一般的にはルビーの価格が高くなる傾向にある」
サファイアとルビーは、どちらも「コランダム」という鉱物の一種であり、化学的にはほぼ同じ成分(酸化アルミニウム)から成り立っています。この二つを分ける決定的な違いは「色」となり、次いでその希少性からくる価値の異なりがあげられます。
ルビーとサファイアの最大の違いは色です。コランダムの中でもクロム(Cr)が含まれたものが赤色となりルビーになり、それ以外の色はすべてサファイアに分類されます。
ルビー、サファイアともに人気の高い宝石ですが、一般的にはルビーの価格が高くなる傾向にあります。この最大の理由として同じコランダムの中でもルビーは赤色だけとなり、色のバリエーションの多いサファイアが手ごろな価格で取引されがちなためです。
ただし、ともに希少性の高い「ピジョンブラッド」や「ロイヤルブルーサファイア」「コーンフラワーブルー」の間では大きな価格差が失われ、宝石の質、重さによって価格が上がり続けることになります。また、その年に何色が流行っているか、欧米や中国、中東の経済状況などで価格差が変わることがあり一概にどちらのほうが価値が高いと言いづらいものになります。