5月28日、TRC東京流通センターにて「MINI PARK 2022」が開催されました。「MINI PARK 2022」は、「XFLAG PARK」の縮小版として、大阪、名古屋、福岡、仙台で開催された『モンスターストライク』のファンインベントで、今回の東京会場でラストを飾ります。

「MINI PARK 2022」では、「XFLAG PARK 2022」で開催予定の「モンストグランプリ2022 ジャパンチャンピオンシップ」の予選大会をメインコンテンツとし、「獣聖戦・獣王戦」、「Monst Meetup in MINI PARK」などのステージイベントや、「NAKED SPOREV.MONSTER STRIKE Ver.」、「追憶の書庫制限チャレンジ!」、「ガチャリドラ大明神」といったアトラクションも展開。大会参加者以外でも『モンスト』ファンが楽しめるイベントとなっていました。

  • 実況解説などの人たちと記念撮影ができるのもオフラインならでは

  • プロゲーミングチーム「GV」のメンバーとして幕張行きを決めているくま選手も遊びにきていました。ほかにもプロ選手が散見されました

ステージイベントの獣聖戦は、『モンスト』知識を競うイベントで、獣王戦は『モンスト』のプレイスキルを競うイベント。「XFLAG PARK 2022」で開催予定の獣神戦の予選会でもあります。また、この獣神戦予選の出場者と一緒に『モンスト』をプレイできる「Monst Meetup in MINI PARK」も開催されました。

  • 『モンスト』の知識を競い合った獣聖戦

  • 来場者参加型イベントの「Monst Meetup in MINI PARK」

会場に用意されたアトラクションの「NAKED SPOREV.MONSTER STRIKE Ver.」は、プレイヤーの身体データをスキャニングし、体力測定(垂直飛びと反復横跳び)を楽しめるスポーツ拡張体験。結果によってアート作品が作られます。今回は、特別仕様の『モンスト』バージョンとなっていました。

「追憶の書庫制限チャレンジ!」は、『モンスト』の「追憶の書庫」内のステージをマルチでプレイし、クリアすると賞品を獲得できるコンテンツです。高いレベルほど賞品は豪華になりますが、難易度も上がるというルールでした。

「ガリャリドラ大明神」は、『モンスト』ガチャで出てくる演出のリアルバージョン。ガチャリドラ大明神の目の前でガチャを引けば、いつもより良いモンスターが当たるかもしれないというパワースポットとして、多くの人がガチャを引いていました。

ほかにもGoogle Play利用者が参加できる抽選やMINI PARK 2022の物販エリアなどもあり、来場者はオフラインならではのイベントを楽しんでいました。

  • アートと体力測定が融合した「NAKED SPOREV.MONSTER STRIKE Ver.」

  • リアルなガチャリドラ大明神

  • 来場者参加型の「追憶の書庫制限チャレンジ」

  • MINI PARK 2022のグッズが取りそろった物販コーナーも

さて、メインコンテンツの「モンストグランプリ2022 関東予選」は、タイムアタックラウンドを2ステージ行い、合計クリアタイムが速い順に決勝トーナメントに進出するというルールで実施されました。関東予選から新ステージが採用され、水宙の銀河竜娘と守炎の竜少女の2つのステージで争われます。

これまでの地方予選で6チームがグランプリへの出場を決めていますが、そのうち4チームがプロチームと、プロの強さを見せつけていました。しかし、今回の関東予選では、プロチームが決勝トーナメントまで進出できませんでした。必然的にプロ4チーム、アマチュア4チームでグランプリを迎えることが確定しました。

  • 「モンストグランプリ2022 関東予選」の観覧は抽選により人数を制限。それでもかなりの人数が集まり、会場は大盛り上がりでした

タイムアタックラウンドにより、バトルラウンドの決勝トーナメントの組み合わせが決定します。バトルラウンドはBO3で行われ、先に2勝した方が勝ち抜け。対戦はタイムアタックラウンドの順位が上のチームにピックの先行後攻選択権があるので、上位のほうが有利になります。

関東予選は2チームがグランプリ決勝へ進出するため、A・Bブロックから各1チームが幕張への切符を手にします。A・B優勝チームの決勝戦は行わず、グランプリ進出チームが確定した時点で終了します。結果として、Aブロックの優勝は「いんふぃにてぃふらいず」、Bブロックの優勝は「気まぐれクリティカル」に決まりました。

  • タイムアタックラウンドの結果により決定したトーナメントの組み合わせ

「いんふぃにてぃふらいず」はタイムアタックラウンド2位、「気まぐれクリティカル」はタイムアタックラウンド1位と、タイムアタックラウンドでも実力を発揮した2チームです。

「気まぐれクリティカル」はSpring選手が「Cats」と「ミラノ風カルボナーラ」で、HHP選手が「Cats」で、モンストプロツアーやモンストプロリーグを経験しており、スキルの高さに加え、大舞台に慣れている様子はほかのチームよりも頭ひとつ抜けている印象がありました。

  • Aブロックで優勝したいんふぃにてぃふらいず(写真左)とBブロックで優勝した気まぐれクリティカル

今回の関東予選が終了したことで、すべての地方予選が終了し、モンストグランプリ2022へ出場する8チームが確定しました。

北海道・東北予選では「Make Sense」、中部予選では「GV」と「MTT」、関西予選では「Possible【α】」と「どんどんススムンガ」、九州予選では「ミラノ風カルボナーラ」が決勝大会へコマを進めています。そして今回の関東予選で「いんふぃにてぃふらいず」と「きまぐれクリティカル」の2チームがこれに加わりました。

「どんどんススムンガ」は2021年のモンストプロリーグで2022年のプロリーグの参加権を失っていましたが、モンストグランプリ2022のファイナルに進出したことにより、その権利が復活しました。プロチームとしては「GV」と「ミラノ風カルボナーラ」が決勝へ進出。「MTT」は、既存のプロチームではありませんが、「Cats」のるんるん選手が吉村武琉として、あやたか選手が太島綾志、「今池壁ドンズα」のPALL MALL選手が壁谷宗壱として登録。「今池壁ドンズα」のリーダーであるなんとかキララEL選手を含め、一線で活躍するメンバーが参加しています。

  • 各地方予選を勝ち抜き、幕張の決勝大会へ進出する8チーム

モンストグランプリ2022では、優勝チームと準優勝チームに、プロライセンス推薦権が与えられます。今回はアマチュアチームが4チーム進出しているので、何チームがプロライセンスを取得できるかも注目です。

プロライセンス取得のために立ちはだかる現役プロチームは、昨年のグランプリの優勝チームの「GV」と準優勝チームの「ミラノ風カルボナーラ」、モンストグランプリ2019で優勝した「どんどんススムンガ」、昨年のモンストプロリーグの優勝チームである「Cats」、モンストグランプリ2016・2018で優勝した「今池壁ドンズα」の混成チームと、かなりの強豪ぞろいです。

ライセンスの取得は、モンストグランプリ史上もっとも厳しいと言わざるを得ません。ただ、それらの強豪を倒してこそ、プロチームとして存在できるのでしょう。

モンストグランプリ2022は7月9日、10日に幕張メッセにて開催される「XFLAG PARK 2022」内で行われます。3年ぶりの幕張開催で盛り上がることは確実。興味のある人は、来場もしくは動画配信の視聴を強くおススメします。