長文のウェブページを転送し、別のデバイスで表示する「あとで読む」サービスは、PDAや携帯電話が全盛期だった00年代前半に登場し、広く知られるようになった。
スマホを使って元ページを直接読めるようになった近年はやや存在感が薄れているが、ページの要約など時代に合った付加価値も追加され、愛用者にとってはなくてはならないサービスであり続けている。
こうした「あとで読む」サービスはInstapaperやPocketが著名どころとして知られているが、後者は2025年7月にサービスを終了し、移行先を探す動きが活発化したことは記憶に新しい。
今回は、そんな「あとで読む」サービスの中から、国内ではあまり紹介されることのない、3つの海外サービスをピックアップして紹介する。
日本語表示に対応したブックマークサービス「Raindrop.io」
「Raindrop.io」は、ローンチは2013年と今回紹介する中ではかなりの老舗にあたるブックマークサービス。
ウェブページを簡単に保存、分類しておけることから、「あとで読む」サービスのひとつとして紹介されることが多い。メニュー類は今回紹介する中では唯一、日本語表示に対応している。保存したウェブページを全文検索できる有料版も用意されている。
PCからはブラウザ拡張機能を、スマホからは共有メニューを使って送信する。登録はユーザー名、メールアドレス、パスワードで、PCはブラウザで、スマホは専用アプリで閲覧する。
ブラウザ拡張機能はクリックしたのち、ノート記入やコレクション先選択が行えるなどワンクッションあるのが特徴。PCブラウザからアクセスした場合は元ページがそのまま表示されるなど、オフライン表示にはあまり注力していない。
シンプルな外観と操作性が売り、RSSも登録可能な「Matter」
「Matter」は米国製の「あとで読む」サービス。自身で登録したページ以外におすすめのページを表示できるほか、任意のページのRSSを登録して購読するなど、RSSリーダーに近い機能も備える。
メニュー類は英語で、目玉機能である要約機能やポッドキャスト機能は日本語環境では使えないが、日本語ページそのものは問題なく表示できる。
PCからはブラウザ拡張機能で、スマホからは共有メニューを使って送信する。登録時に必要なのはメールアドレスのみで、PCはブラウザで、スマホは専用アプリで閲覧する。
ブラウザ拡張機能もワンクリックで送信が完了するなど、シンプルな操作性は強み。一覧画面は記事固有のサムネイルではなくFaviconが表示されるため、流し見しただけでは記事の内容を把握しづらいのが難。
あらゆるカテゴリに対応した多機能アプリ「Readwise」(Reader)
「Readwise」(Reader)も米国製の「あとで読む」サービス。読了後はアーカイブして保存するなど、永続的に保存することを前提とした設計で、さらにRSSやXのリスト、YouTubeチャンネルを登録、購読する機能を備えるなど多機能さが売り。
メニュー類はすべて英語だが日本語ページも問題なく表示できる。有料サービスだが30日間は無料試用が可能。ちなみにサービス名はReadwiseだが、アプリは「Reader」という名称で提供されている。
PCからはブラウザ拡張機能で、スマホからは共有メニューを使って送信する。登録は名前、メールアドレス、パスワードが必要で、PCはブラウザで、スマホは専用アプリで閲覧する。
PCブラウザからアクセスした場合はテキスト版に加えてサマリーが表示されるほか、日ごとにサマリーが用意されるなど、効率的に消化するための機能は豊富。マーカーも付けられるほか、オフラインアクセスに注力しているのも強みだ。







