サーバー、クライアント、組み込みすべて順調とアピール
2025年12月3日、日本AMDは「AMD Advancing AI 2025 Japan」を開催した。基調講演「加速するAI~技術・ビジネスそして人々の『信頼』を共に」終了後にメディア向けのラウンドテーブルが行われた。
日本AMD 代表取締役社長のジョン・ロボトム氏は「AMD Advancing AI 2025 Japan」が二回目の開催でAIエコシステムの広がりがあると説明。
データセンターでは従来よりEPYCサーバーが好調なのに加え、データセンター用GPUとしてInstinct GPU アクセラレータ、ネットワークにPensandoとデータセンターAIとしてチップレベルでの取り揃えに加え、AI PC向けのプロセッサRyzen AI、AI推論に向くRadeon AI、そしてエッジAI向けのVersalとエンドツーエンドのチップポートフォリオを備えていると紹介した。
データセンターではCPUのEPYCが世界のハイパースケーラー10社や主要ソーシャルメディアすべてに導入され、GPUはInstinctがトップAI企業の6割、世界のスーパーコンピューターTOP10の4つに導入とデータセンターやHPCにおける優勢性を紹介。2020年は20億ドルのビジネスが2025年には160億ドル超に達する見込みでこの5年間のCAGRは50%を超えると急成長ぶりをアピールしていた。
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データセンターCPUのEPYCはすべてのハイパースケーラー、ソーシャルメディア企業TOP10すべてが採用。GPUのInstinct MI350シリーズも多くが採用と5年間のCAGRは50%を超える躍進を見せる
クライアント市場においてはRyzenとRadeonのシェアが拡大し、特筆点として10億台超のゲーミングデバイスにAMDチップが入っていると紹介した。
2020年には80億ドルのビジネスが2025年には140億ドル超になる見込みと5年のCAGRが13%となっており、コモディティ化したと言われるパソコンビジネスでも高い伸び率を示している。
AI処理を末端で行おうというエッジAIに関しては航空宇宙・防衛産業、自動車、医療画像トップ10社すべてで採用と実績を重ねており、2022年のXilinx買収移行後もCAGR21%と好調だ。
AIビジネスにおいてはシステムレベル、ラップレベル、データセンターレベルというところも考えていくと説明。
その一例としてすべてをラック化したエンジニアシステム「Helios」を紹介した。これはAMDがリファレンスデザインとして提供し、デザインに関してはハイパースケーラーのOracle、OpenAI、Meta等と共同設計しているものだ。
内容は次世代のEPYC「Venice」とGPU「Instinct MI450」に加え、ラック内、ラック間のインターコネクトにAMD Infinity FabricやUltra Ethernetで接続する。
AIやHPCソリューション開発にはROCmもオープンソースで提供することによって開発を支援するという。
質疑応答では「AIビジネスにおいてはコア製品のロードマップとデリバリーで信頼を得る」とロードマップがキャンセルされたり、欲しくても買えないライバルを意識したような回答も見られた。










