Spotifyは12月3日、2025年のオーディオリスニングデータを振り返る恒例企画「Spotify Wrapped 2025(Spotifyまとめ)」の提供を開始した。

2016年に始まったWrappedは、ユーザーが一年間に聴いた音楽やポッドキャストの履歴を分析し、個別の「ストーリー」として可視化するものである。2025年版は「より深く、よりつながれる」体験を掲げ、友人とデータを共有できる新機能をはじめ、複数のアップデートが加わった。

今年は、友人と共に一年を振り返るインタラクティブ機能「Wrapped Party」が新たに導入された。従来、Wrappedの個人結果の共有はSNS経由が中心だったが、アプリ内で直接友人を招待し、リアルタイムで一緒に音楽の振り返りを楽しめるようになった。

Wrapped Partyは最大9人の友人と開催可能。今年最も長く音楽を聴いていた人、最もレアな音楽を発見した人、自分と音楽的な相性の良い友達など、グループ内で多様な角度から音楽体験を比較・共有できる。また、グループ全体のリスニング傾向によって「コピー&ペースト(非常に似ている)」や「カオスクルー(聴取傾向がバラバラ)」といったユニークな称号が与えられる。

従来の「トップソング」「トップアーティスト」に加え、多くのユーザーから要望のあった「トップアルバム」が初めて導入された。プレイリストとは異なる、アルバム全体を通して聴き込んだ作品を振り返れる。また、「トップソング2025」で、上位100曲の再生回数が表示されるようになった。

ユーザーのリスニング傾向を把握するためのストーリーも拡充されている。

  • リスニング・エイジ(Listening Age): よく聴く楽曲のリリース年をもとに、自身の音楽の好みが「どの年代寄り」なのかを示す機能。実年齢との差を楽しめる。
  • クラブ(Clubs): 聴取スタイルにもとづいて、「グリット・コレクティブ」や「ソフトハート・クラブ」など6種類のクラブに分類される機能。さらに、そのクラブ内で自分が果たしている役割(リーダー、スカウトなど)も表示される。

2024年版のWrappedではAI活用が全面的に打ち出されたが、2025年版は個々のユーザー体験をより重視した構成となっており、“原点回帰”といえる内容である。

アクセス方法と条件

Wrapped 2025は、iOSおよびAndroid版Spotifyアプリのホーム画面上部から「Wrapped(Spotifyまとめ)」フィードを開いてアクセスする。

プレミアムおよび無料ユーザーの利用が可能だが、条件として、2025年のまとめ公開までに30秒以上の楽曲を30曲以上再生し、かつ5組以上のアーティストを聴いている必要がある。