米Intelは10月23日(現地時間)、2025年度第3四半期(2025年7〜9月)の決算を発表した。PC需要の拡大で増収増益を果たし、純利益40億6300万ドルを計上した。同社の最終黒字は7四半期ぶりであり、リストラ後の収益力を示した。

7〜9月期の売上高は136億5300万ドル(前年同期比3%増)、GAAPベースの純利益は40億6300万ドル(前年同期は166億3900万ドルの赤字)、1株利益は0.90ドル。非GAAPの1株利益は0.23ドルだった。粗利率はGAAP基準で38.2%と、前年同期の15.0%から大幅に回復。非GAAPでは40.0%となった。

Intel Products:売上高126億5200ドル(前年同期比3%増)

  • クライアント・コンピューティング・グループ(CCG):売上高85億3500万ドル(前年同期比5%増)
  • データセンター&AI(DCAI):売上高41億1700万ドル(前年同期比1%減)

Intel Foundry:売上高42億3500万ドル(前年同期比2%減)

その他:売上高9億9300万ドル(前年同期比3%増)

セグメント別では、クライアント・コンピューティング・グループ(CCG)が前年同期比5%増と最も大きな伸びを示した。Windows 11、AI PCへの買い替え需要が寄与しており、この傾向は2026年まで継続すると予測している。

ファウンドリ(半導体受託製造)事業は売上高42億3500万ドルで前年同期比2%減だったが、営業赤字が23億2100万ドルに縮小(前年同期は57億9900万ドルの赤字)。採算改善が進みつつある。

今年3月にリップブー・タン氏がCEOに就任して以降、製造設備への投資方針が見直された。7〜9月期の粗設備投資額(Additions to property, plant, and equipment)は29億5600万ドルで、前年同期の71億9900万ドルから大幅に減少。政府からの補助金やパートナーからの拠出金を差し引いた純設備投資額は15億5600万ドルとなり、前年同期の67億5600万ドルを大きく下回った。

財務の健全化を優先する姿勢が明確であり、堅実なPC需要と政府主導の製造再興政策を追い風に、Intelは2026年に向けた再構築の第2段階に入ったといえる。

2025年度第4四半期(10〜12月)については、売上高128億〜138億ドル、粗利率36.5%、1株当たり利益0.08ドルの見通しを示した。