今年(2025年)の4月、アイロボットジャパンはロボット掃除機「ルンバ」のラインナップを一新し、6モデルの新製品を一気に発売。各モデルが適したユーザー層やライフスタイルを明確にして機能を構築することで選びやすくするとともに、価格的にも競争力がある。実際、市場でも好調のようだ。
4月以降の新しいラインナップは、吸引掃除+水拭きのベーシックライン「Roomba」、吸引掃除+水拭きに加えて、自動のゴミ収集とモップパッド洗浄を備えた充電ステーションと組み合わせた上位の「Roomba Plus」、そしてフラッグシップカテゴリの「Roomba Max」となる。
そして今回、新ラインナップの“完結”をうたう新モデル「Roomba Max 705 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション」(以下、Roomba Max 705 Combo)が発表された。製品名にもあるように、フラッグシップカテゴリのRoomba Maxに加わる。発売は8月29日、公式オンラインストアでの価格は17万9,800円だ。サブスクリプションサービス「ロボットスマートプラン+」でレンタル利用する場合、月額7,980円となる。
Roomba Max 705 Comboを一言でいうと「全部入り」のロボット掃除機だが、新ラインナップでRoomba Max 705 Comboだけが持つ特徴も多い。先立ってメディアに公開された実機をベースに紹介する。
ロボット掃除機の本体と充電ステーションは、ブラックとブラウンを基調としており、木目調のプレートを使っているなど引き締まった高級感がある。明るめのインテリアにもダークなインテリアにもなじむ。充電ステーションはそれなりのサイズ感だが、これくらいの大きさならさほどジャマにならず設置できるだろう。
掃除機能は、吸引と水拭きに対応。ルンバでは初という温水を使った水拭きで掃除力を高めている。水拭き用のローラーモップは、本体が壁ぎわにくると自動で横方向に少し伸びる仕組みになっており、水拭き可能な範囲が広がった。水拭き中はローラーモップが回転しているが、本体内のスクレイパーで汚れを落としながら水拭きするため、床には常にキレイなモップ面が接するのも良い工夫だ。
水拭き対応のロボット掃除機が苦心している点に、カーペットがある。Roomba Max 705 Comboは、「ローラーモップカバー」によって物理的にローラーモップとカーペットを遮断する方法を採った。
カーペットや絨毯に乗り上げるときは、ローラーモップが少し持ち上がると同時に、このカバーがスライドしてローラーモップの下部に収まり、モップとカーペットが接しないようになる。シンプルだが確実だ。
ロボット掃除機の本体に合わせて、充電ステーションも最新のものになった。ゴミの自動収集では、ロボット掃除機で吸引したゴミを最大75日分、充電ステーション内の紙パックにためておける。
ローラーモップの自動洗浄+乾燥の機能もあり、ロボット掃除機が充電ステーションに戻ると、72℃の温水でローラーモップを洗い、50℃の温風で乾かす。よほど汚れてしまった場合を除いて、日常的な掃除においては、手動のメンテナンスはほとんどいらない。充電ステーションに水拭き用の水を補充したり、ロボット掃除機から移した汚水を捨てたりするくらいだ。
話が前後するが、床拭き用の専用洗剤「StayClean」も新たに発売される(約180回分で4,500円)。StayCleanを充電ステーションのタンクに入れておくと、水拭き用の水と混ぜ合わせてロボット掃除機へと自動投入(200倍の希釈)。水拭き時の汚れ落ちを高めることができる。もちろん水だけでもよい。
そのほか吸引掃除については、これまでの機能を継承。4月の新ラインナップから搭載した高性能センサーによって、家の間取りを賢くマッピングして効率的に掃除する。床に散らばった障害物をよけて掃除する機能も引き継がれている(すべての障害物をよけられるわけではない)。スマホアプリからも詳細な動作を設定、指示できる。
Roomba Max 705 Comboは、水拭きの機能や自動メンテナンスの充電ステーションなど、全方位で強化を図っている。デザイン的にも洗練され、ロボット掃除機という家電製品ではあるのだが、いかにもな安っぽさがない。機能と性能を重視するにしても、見た目のスマートさを重視するにしても、ロボット掃除機に興味があれば注目しておきたい1台だ。















