パナソニックは、2.4GHz帯のワイヤレス接続に対応したゲーミングネックスピーカーの新モデル「SC-GNW30」「SC-GNW10S」を発表した。

価格はオープンで、店頭予想価格は上位機のSC-GNW30が40,000円前後、スタンダード機のSC-GNW10Sが30,000円前後の見込み。現行の有線モデル「SC-GN01」は販売を継続し、全3モデルで展開する。

  • SC-GNW30と新たにリリースされるイコライジングアプリ

耳をふさがない肩乗せ型ゲーミングネックスピーカー「SOUND SLAYER」(サウンドスレイヤー)シリーズの新製品。ハイエンド機のSC-GNW30は、同梱するワイヤレストランスミッター(送信機)が新たにHDMI(ARC)接続やBluetooth接続をサポートした。

接続方法を増やしたことで、これまでPCやPS5/PS4、Nintendo Switch(テレビモード)のみの接続だったところ、SC-GNW30では新たにテレビやXbox、スマートフォンとの接続が可能となった。これにより映画やドラマ、アニメ、音楽ライブ、スマートフォン向けゲームなどの音声もSC-GNW30で楽しめるようになっている。これに合わせ、イコライザーソフト「SOUNDSLAYER Engine」のAndroid/iOS(アプリ)もリリースされた。

  • SC-GNW30を装着したところ。ハードウェアの設計は従来と同等

ネックスピーカー内部にスピーカーユニットを前後2基ずつ、計4基を内蔵し、4chサラウンド再生に対応する点は従来機種から継承。

テレビと送信機をHDMI(ARC)接続した場合は2chから4chの疑似サラウンド再生が可能で、同時にスマートフォンと送信機をBluetooth接続しボイスチャットなども楽しめる。またゲーム機とHDMI接続した場合はリアルサラウンド(5.1ch→4chコンバート)での再生に対応する。また、送信機とつなげるネックスピーカーは従来1台だったが、SC-GNW30では2台同時接続が可能となっている。

SC-GNW10SはSC-GNW10の後継機で、ハードウェアは引き継ぎながら音質向上を図り、従来Windowsのみ対応していた「SOUNDSLAYER Engine」がMacOSでも使えるようになった。接続先は従来と同じくPCやPS5/PS4、Nintendo Switch(テレビモード)のみとなる。

  • SC-GNW30の実機

  • SC-GNW10Sの実機

  • SC-GNW30の先端にはマイクが左右1基ずつ内蔵されている

  • 初リリースとなるスマートフォン向けEQアプリ。SC-GNW30のみ対応

SC-GNW30の主な仕様

  • サウンド:スピーカーユニット 4ch 38mm径
  • 接続:USB/HDMI(ARC)/Bluetooth
  • 連続再生時間:9時間
  • マイク:デュアルマイク(ノイズ・エコーキャンセリング)
  • モード:RPG/FPS/Voice/Music/Cinema/Stereo/Live/Sports/Anime/Custom
  • 音声フォーマット:USBとHDMIがリニアPCM 2ch/5.1ch、テレビがリニアPCM 2ch、BluetoothがLC3/AAC/SBC 2ch
  • 接続機器:PC/PlayStation/Nintendo Switch(テレビモード)/Xbox/テレビ/スマートフォン
  • 重さ:403g

SC-GNW10S

  • サウンド:スピーカーユニット 4ch 38mm径
  • 接続:USB
  • 連続再生時間:9時間
  • マイク:デュアルマイク(ノイズ・エコーキャンセリング)
  • モード:RPG/FPS/Voice/Music/Cinema/Stereo/Custom
  • 音声フォーマット:リニアPCM 2ch/5.1ch
  • 接続機器:PC/PlayStation/Nintendo Switch(テレビモード)
  • 重さ:403g