Googleは、年次開発者カンファレンス「Google I/O 2025」(5月20日〜21日)に先立ち、Androidに関する最新情報を提供する特別オンラインイベント「The Android Show: I/O Edition」を開催すると発表した。太平洋時間5月13日午前10時(日本時間:5月14日午前2時)より、YouTubeおよびAndroid公式サイトにて配信される予定であり、Androidエコシステム部門のプレジデントであるサミール・サマット(Sameer Samat)氏が登壇する。

これまでGoogleはGoogle I/Oの基調講演で、同社のプラットフォームおよび各種サービス、検索、AIとともにAndroid関連の最新情報も発表してきた。今年Android関連の発表をGoogle I/Oとは別に行う理由について、同社は「伝えたい新情報が非常に多いため」と説明している。これにより、Google I/Oの基調講演はAIにより重点を置いた内容になるとみられている。

Googleは、現在開発中のAndroidの新メジャーバージョン「Android 16」から、Androidの開発スケジュールを変更した。2011年以降、Androidのメジャーバージョンは第3四半期に正式版がリリースされてきたが、デバイスの発売スケジュールとの整合性を図るため、Android 16からは第2四半期に正式版をリリースする方針である。The Android Showにおいて、またはその前にAndroid 16の正式版がリリースされる可能性が高く、今年の秋〜年末の商戦には最新のAndroid 16を搭載したAndroidスマートフォンやタブレットの新製品が登場する見通しだ。